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1996-11556-0101
1996 大阪市立大学 A・前期
商・経済・生活科学部
易□ 並□ 難□
【1】 次の条件 ①,② を共に満たす整数 m , n と実数 θ の組 ( m,n, θ) をすべて求めよ.
① 1≦m ≦n ,0 ≦θ≦ π 2
② 角度 θ をなす 0 → でないベクトル a→ ,b → で 2a→ ⋅b →=m ⁢ | a→ |2 =n⁢ | b→ |2 をみたすものがある.(ただし, a→ ⋅b→ はベクトル a→ , b→ の内積を表す.)
1996-11556-0102
【2】 xyz 空間の 2 直線
l1 :x=0 , z=1
l2: y=0 ,z= -1
の両方に接しながら,球面
S: (x -a) 2+ (y -b) 2+ (z -c) 2=9
が動くものとする.(ただし,直線と球面は, 1 点のみを共有するとき「接する」という.)
(1) a と c , b と c のみたす関係式をそれぞれ求めよ.
(2) 原点 O と球面 S の中心 P ( a,b, c) の距離の最大値,最小値を求めよ.
1996-11556-0103
【3】 A=( a b2 1a ) ,U =( 1b 1b 1 ), V=( 1 -b - 1b 1 ) とおく.(ただし, b≠0 とする.)
(1) A⁢U= (a+ b)⁢ U ,A ⁢V=( a-b) ⁢V であることを示せ.
(2) 2⁢A n= (a+ b) n⁢U+ (a -b) n⁢ V ( n=1 , 2 ,⋯ ) であることを示せ.
(3) すべての正の整数 n に対して, ( 1+ 2) n+ (1 -2 )n は偶数であることを示せ.
1996-11556-0104
【4】 a を正の定数とし,関数 f ⁡(x )= ∫ -xx ( t2- a2) ⁢dt の - 1≦x≦ 1 における最大値を g ⁡(a ) とする.
(1) a≧1 のとき g ⁡(a ) を求めよ.
(2) a が 0 <a<1 の範囲を動くとき, g⁡( a) の最小値を求めよ.
1996-11556-0105
数学入試問題さんの解答(PDF)へ
理・工・医学部
【1】 実数 α , β ,γ が α +β+γ =3 をみたしているとし, p=β ⁢γ+ γ⁢α +α⁢ β ,q =α⁢β ⁢γ とおく.
(1) p=q +2 のとき, α ,β , γ の少なくとも一つは 1 であることを示せ.
(2) p=3 のとき, α ,β , γ はすべて 1 であることを示せ.
1996-11556-0106
理・工・医(医)学部
【2】 xyz 空間において,定数 θ と媒介変数 t を用いて x =t⁢cos ⁡θ ,y= t⁢sin⁡ θ ,z= 0 と表される直線を l とする.点 A ( 4,0, 3) から直線 l へ下ろした垂線の足を P とする.
(1) 点 P の座標を θ を用いて表せ.
(2) θ が 0 ≦θ<π の範囲を動くとき,点 P はどのような図形をえがくか.
(3) θ が 0 ≦θ<π の範囲を動くとき,線分 AP の長さの最大値,最小値を求めよ.
1996-11556-0107
【3】 x≧0 に対して
f⁡( x)= limn→ ∞sin⁡ ( π2 ⋅ x 2+x n+1 )1 +xn )
とおく.
(1) 関数 y =f⁡( x) ( 0≦x≦ 2 ) のグラフの概形をかけ.
(2) 定積分 ∫02 x⁢ f⁡( x)⁢ dx を計算せよ.
1996-11556-0108
【4】 A または B のいずれか一方の状態になるものがある. n=0 , 1 ,2 , ⋯ について,時刻 n に状態 A であったものが,時刻 n +1 に状態 B に変わる確率は 13 であり,時刻 n に状態 B であったものが,時刻 n +1 に状態 A に変わる確率は 16 であるとする.時刻 0 では状態 A であるとして,次の問いに答えよ.
(1) 時刻 n に状態 A である確率を a n とする. an ( n≧ 1 ) を a n-1 で表せ.
(2) 時刻 n と時刻 n +1 における状態が異なる確率を求めよ.
(3) 時刻 0 から時刻 n までに状態が変化する回数の期待値を求めよ.