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【2】(1) 図のように,等間隔で格子状に互いに直交する組の無数の平行線が引いてある平面が与えられている.その上に半径の円を無作為に落とすとき,この円がちょうど本の線と交わる確率を求めよ.
(2) 図のように,半径の円が重複なく,かつ隣り合う円と接して無数に敷き詰められた平面がある.この上に半径の円を無作為に落とすとき,その円が平面上のちょうどつの円と交わる確率を求めよ.
ただし解答にあたり次のことを用いてよい.
平面上に共に原点を始点とする一時独立なつのベクトルを考え,点とのつのベクトルの終点の点を頂点とする平行四辺形をとする.の領域に対して,をとの整数係数の一次結合によって平行移動したもの全体の和集合をとする.即ち記号で書くと
とおく.ここでは整数全体を表す.
このとき平面に点を無作為に落とすとき,その点が内に落ちる確率は,の面積の平行四辺形の面積に対する比になっている.
図 | 図 |