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2004-10541-0101
2004 京都大学 前期
文系
配点30点
理系【1】の類題
易□ 並□ 難□
【1】 f⁡(θ )=cos⁡ 4⁢θ- 4⁢sin 2⁡θ とする. 0°≦ θ≦90 ° における f⁡ (θ) の最大値および最小値を求めよ.
2004-10541-0102
【2】 区間 -1 ≦x≦ 1 で定義された関数 f⁡ (x) が,
f⁡(- 1)=f ⁡(0) =1 ,f⁡ (1)= -2
を満たし,またそのグラフが右図のようになっているという.
このとき,
∫- 11 ⁡f⁡ (x)⁢ dx≧- 1
を示せ.
2004-10541-0103
【3】 ▵OAB において, a→ =OA → ,b →= OB→ とする.
|a →| =3 , | b→ | =5 , cos⁡ (∠AOB )= 35
とする.このとき, ∠AOB の 2 等分線と, B を中心とする半径 10 の円との交点の, O を原点とする位置ベクトルを, a→ ,b → を用いて表せ.
2004-10541-0104
【4】 c を実数とする. x についての 2 次方程式
x2+ (3-2 ⁢c)⁢ x+c 2+5 =0
が 2 つの解 α , β を持つとする.複素平面上の 3 点 α , β , c2 が 3 角形の 3 頂点になり,その 3 角形の重心は 0 であるという. c を求めよ.
(注意) 複素平面のことを複素数平面ともいう.
2004-10541-0105
【5】 n ,a , b を 0 以上の整数とする. a ,b を未知数とする方程式
(*) a2+ b2= 2n
を考える.
(1) n≧2 とする. a ,b が方程式(*)を満たすならば, a ,b はともに偶数であることを証明せよ.(ただし, 0 は偶数に含める.)
(2) 0 以上の整数 n に対して,方程式(*)を満たす 0 以上の整数の組 (a ,b) をすべて求めよ.
2004-10541-0106
理系
文系【1】の類題
【1】 f⁡( θ)= cos⁡4 ⁢θ- 4⁢sin 2⁡ θ とする. 0≦θ ≦ 3⁢ π4 における f ⁡(θ ) の最大値および最小値を求めよ.
2004-10541-0107
配点35点
【2】 α>0 とし, x>0 で定義された関数
f⁡(x )= (ex α- 1) ⁢log xx
を考える. y=f⁡ (x) のグラフより下側で x 軸より上側の部分の面積を α であらわせ.
ただし, e は自然対数の底である.
2004-10541-0108
【3】 n を 2 以上の自然数とする. x2⁢ n を x 2-x + n-1 n2 で割った余りを a n⁢x +bn とする.すなわち, x の多項式 P n⁡( x) があって
x2⁢ n= Pn⁡ (x) ⁢( x2- x+ n-1 n2 ) +an ⁢x+ bn
が成り立っているとする. limn →∞ ⁡a n ,lim n→ ∞⁡ bn を求めよ.
2004-10541-0109
【4】 行列 A , B を
A=( 2 0 11 ) B=( α 0 0β )
とする.次の(*)が成り立つための実数 α , β についての必要十分条件を求めよ.
(*) どんな 2 次正方行列 Y に対しても, 2 次正方行列 X で A ⁢X-X ⁢B=Y となるものがある.
2004-10541-0110
【5】 複素数 α に対してその共役複素数を α ‾ であらわす. α を実数ではない複素数とする.複素平面内の円 C が 1 , -1 , α を通るならば, C は - 1 α‾ も通ることを示せ.
2004-10541-0111
京大入試問題数学解答集さんの解答(PDF)へ
【6】 N を自然数とする. N+1 個の箱があり, 1 から N+ 1 までの番号が付いている.どの箱にも玉が 1 個入っている.番号 1 から N までの箱に入っている玉は白玉で,番号 N+ 1 の箱に入っている玉は赤玉である.次の操作(*)を,おのおの k= 1, 2 , ⋯, N+1 に対して, k が小さい方から順番に 1 回ずつ行う.
(*) k 以外の番号の N 個の箱から 1 個の箱を選び,その箱の中身と番号 k の箱の中身を交換する.(ただし, N 個の箱から 1 個の箱を選ぶ事象は,どれも同様に確からしいとする.)
操作がすべて終了した後,赤玉が番号 N+ 1 の箱に入っている確率を求めよ.