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2006 東京大学 前期
文科
【1】 四角形 ABCD が,半径 658 の円に内接している.この四角形の周の長さが 44 で,辺 BC と辺 CD の長さがいずれも 13 であるとき,残りの 2 辺 AB と DA の長さを求めよ.
理科【2】の類題
【2】 コンピュータの画面に,記号○と×のいすれかを表示させる操作を繰り返し行う.このとき,各操作で,直前の記号と同じ記号を続けて表示する確率は,それまでの経過に関係なく, p であるとする.
最初に,コンピュ−タの画面に記号×が表示された.操作をくり返し行い,記号×が最初のものも含めて 3 個出るよりも前に,記号○が n 個出る確率を P n とする.ただし,記号○が n 個出た段階で操作は終了する.
(1) P2 を p で表せ.
(2) P3 を p で表せ.
(3) n≧4 のとき, Pn を p と n で表せ.
数学入試問題さんの解答(PDF)へ
【3】 n を正の整数とする.実数 x , y ,z に対する方程式
xn+ yn+ zn= x⁢y⁢ z⋯ ①
を考える.
(1) n=1 のとき, ① を満たす正の整数の組 (x ,y, z) で, x≦y ≦z となるものをすべて求めよ.
(2) n=3 のとき, ① を満たす正の実数の組 (x ,y,z ) は存在しないことを示せ.
【4】 θ は, 0°< θ<45 ° の範囲の角度を表す定数とする. -1≦ x≦1 の範囲で,関数 f ⁡(x )= |x+ 1| 3+ |x -cos⁡ 2⁢θ | 3+ | x-1 | 3 が最小値をとるときの変数 x の値を, cos⁡ θ で表せ.
理科
【1】 O を原点とする座標平面上の 4 点 P 1 ,P 2 , P3 ,P4 で,条件
OP n-1 → +O Pn+ 1→ = 32 ⁢ OP n→ ( n= 2, 3)
を満たすものを考える.このとき,以下の問いに答えよ.
(1) P1 , P2 が曲線 x⁢ y=1 上にあるとき, P3 はこの曲線上にはないことを示せ.
(2) P1 , P2 , P3 が円周 x 2+ y2= 1 上にあるとき, P4 もこの円周上にあることを示せ.
文科【2】の類題
【2】 コンピュータの画面に,記号○と×のいずれかを表示させる操作をくり返し行う.このとき,各操作で,直前の記号と同じ記号を続けて表示する確率は,それまでの経過に関係なく, p であるとする.
最初に,コンピュータの画面に記号×が表示された.操作をくり返し行い,記号×が最初のものも含めて 3 個出るよりも前に,記号○が n 個出る確率を P n とする.ただし,記号○が n 個出た段階で操作は終了する.
(2) n≦3 のとき, Pn を p と n で表せ.
【3】 O を原点とする座標平面上に, y 軸上の点 P (0, p) と,直線 m :y=( tan⁡θ )⁢x が与えられている.ここで, p>1 , 0< θ< π 2 とする.
いま,傾きが α の直線 l を対称軸とする対称移動を行うと,原点 O は直線 y =1 上の,第 1 象限の点 Q に移り, y 軸上の点 P は直線 m 上の,第 1 象限の点 R に移った.
(1) このとき, tan⁡θ を α と p で表せ.
(2) 次の条件を満たす点 P が存在することを示し,そのときの p の値を求めよ.
条件:どのような θ ( 0 <θ< π 2 ) に対しても,原点を通り直線 l に垂直な直線は y =( tan⁡ θ3 )⁢ x となる.
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文科【3】の類題
【4】 次の条件を満たす組 (x, y,z) を考える.
条件(A): x ,y , z は正の整数で, x2 +y2 +z 2=x ⁢y⁢ z および x ≦y≦ z を満たす.
以下の問いに答えよ.
(1) 条件(A)を満たす組 (x, y,z ) で, y≦3 となるものをすべて求めよ.
(2) 組 (a, b,c ) が条件(A)を満たすとする.このとき,組 (b ,c, z) が条件(A)を満たすような z が存在することを示せ.
(3) 条件(A)を満たす組 (x, y,z ) は,無数に存在することを示せ.
【5】 a1= 1 2 とし,数列 {a n} を漸化式
an+ 1= an (1 +an ) 2 ( n= 1 ,2, 3 ,⋯ )
によって定める.このとき,以下の問いに答えよ.
(1) 各 n= 1 ,2 ,3 ,⋯ に対し bn = 1an とおく.
n>1 のとき, bn >2⁢ n となることを示せ.
(2) limn →∞ ⁡ 1 n⁢ (a 1+ a2+ ⋯+ an ) を求めよ.
(3) limn →∞ ⁡n ⁢an を求めよ.
【6】 x>0 を定義域とする関数 f⁡ (x)= 12 ⁢( e3⁢ x-3 ⁢ex ) e2 ⁢x -1 について,以下の問いに答えよ.
(1) 関数 y= f⁡(x )( x> 0 ) は,実数全体を定義域とする逆関数を持つことを示せ.すなわち,任意の実数 a に対して, f⁡( x)=a となる x> 0 がただ 1 つ存在することを示せ.
(2) 前問(1)で定められた逆関数を y= g(x )( -∞ <x< ∞ ) とする.このとき,定積分 ∫827 ⁡g ⁡(x )⁢d x を求めよ.