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2006 東京大学 後期
理科I類
【1】 xy 平面上で t を変数とする媒介変数表示
{ x=2 ⁢t+ t2 y=t +2⁢ t2
で表される曲線を C とする.
次の問に答えよ.
(1) t≠- 1 のとき, d ydx を t の式で表せ.
(2) 曲線 C 上で
d ydx =- 1 2
を満たす点 A の座標を求めよ.
(3) 曲線 C 上の点 (x, y) を点 (X, Y) に移す移動が
{ X= 1 5 ⁢( 2⁢x- y) Y= 15 ⁢ (x+ 2⁢y)
で表されているとする.このとき Y を X を用いて表せ.
(4) 曲線 C の概形を xy 平面上に描け.
【2】 a を正の実数, θ を 0≦ θ≦ π 2 を満たす実数とする. xyz 空間において,点 (a ,0, 0) と点 (a +cos⁡ θ,0 ,sin⁡ θ) を結ぶ線分を, x 軸のまわりに 1 回転させてできる曲面を S とする.さらに, S を y 軸のまわりに 1 回転させてできる立体の体積を V とする.
(1) V を a と θ を用いて表せ.
(2) a=4 とする. V を θ の関数と考えて, V の最大値を求めよ.
【3】 数列の和の公式
などについて,次のような一般的な考察をしてみよう.
p ,n を自然数とする.
(1) p+1 次多項式 S p⁡( x) があって,数列の和 ∑k =1n ⁡k p が S p⁡ (n) と表されることを示せ.
(2) q を自然数とする.(1)の多項式 S 1⁡ (x) , S3⁡ (x) , ⋯, S 2⁢q- 1⁡ (x ) に対して,
∑ j=1 q⁡ aj⁢ S2j -1 ⁡(x) =xq ⁢(x +1) q
が恒等式となるような定数 a1 , ⋯ ,aq を q を用いて表せ.
(3) q を 2 以上の自然数とする.(1)の多項式 S 2⁡ (x) , S4 ⁡(x ), ⋯, S 2⁢q- 2⁡ (x ) に対して,
∑ j=1 n-1 ⁡ bj⁢ S2⁢ j⁡ (x)= xq- 1⁢ (x+ 1)q -1 ⁢(c⁢ x+q)
が恒等式となるような定数 c と b 1 , ⋯, bq -1 を q を用いて表せ.
(4) p を 3 以上の奇数とする.このとき,
d dx ⁢ Sp⁡ (x) =p⁢ Sp -1 ⁡(x )
を示せ.