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2006-10601-0101
2006 神戸大学 前期
文科系
理科系【1】の類題
配点25点
易□ 並□ 難□
【1】 平面上に原点 O から出る,相異なる 2 本の半直線 OX ,OY をとり, ∠XOY< 180° とする.半直線 OX 上に O と異なる点 A を,半直線 OY 上に O と異なる点 B をとり, a→ =OA → ,b →= OB→ とおく.次の問に答えよ.
(1) 点 C が ∠XOY の二等分線上にあるとき,ベクトル c→ =OC → はある実数 t を用いて
c→ =t⁢ ( a → |a → | + b→ | b→ | )
と表されることを示せ.
(2) ∠XOY の二等分線と ∠XAB の二等分線の交点を P とおく. OA=2 ,OB =3 ,AB =4 のとき, p→ =OP → を, a→ と b → を用いて表せ.
2006-10601-0102
【2】 実数 t に対して xy 平面上の直線 lt :y=2 ⁢t⁢x -t2 を考える.次の問に答えよ.
(1) 点 P を通る直線 lt はただ 1 つであるとする.このような点 P の軌跡の方程式を求めよ.
(2) t が |t |≧1 の範囲を動くとき,直線 lt が通る点 (x, y) の全体を図示せよ.
2006-10601-0103
文科系・理科系共通
文科系25点,理科系は【5】で30点
【3】 α= 3+7 ⁢i2 とする.ただし, i は虚数単位である.次の問に答えよ.
(1) α を解にもつような 2 次方程式 x2 +p⁢x +q=0 ( p ,q は実数)を求めよ.
(2) 整数 a ,b ,c を係数とする 3 次方程式 x3 +a⁢ x2+ b⁢x+ c=0 について,解の 1 つは α であり,また 0≦ x≦1 の範囲に実数解を 1 つもつとする.このような整数の組 (a, b,c) をすべて求めよ.
2006-10601-0104
理科系
文科系【1】の類題
配点30点
(2) ∠XOY の二等分線と ∠XAB の二等分線の交点を P とおくとき, p→ =OP→ を a → ,b → および 3 辺の長さ | a→ | , |b → | , |b →- a→ | を用いて表せ.
2006-10601-0105
【2】 行列 A= ( 1 2- 3 2 32 12 ) と,実数 x ,y ,z ,w を成分とする行列 X= (x y zw ) を考える.次の問に答えよ.
(1) X について関係式 X⁢ A=A⁢ X が成立するための, x ,y ,z ,w の条件を求めよ.
(2) X が X2 =A を満たすとき, X⁢A= A⁢X が成立することを示せ.
(3) X2= A を満たす行列 X をすべて求めよ.
2006-10601-0106
【3】 xy 平面において放物線 C: y=x2 と,その下側にある点 P( p,q) (q <p2 ) を考える. P を通るような C の 2 つの接線を考え,その接点をそれぞれ A ,B とする.また, P を通る傾き m の直線が C と相異なる 2 点 S ,T で交わるとする.
点 A ,B の x 座標をそれぞれ a ,b とし,点 S ,T の x 座標をそれぞれ s ,t とする.次の問に答えよ.
(1) a+b ,a⁢b を p ,q で表せ.
(2) s+t ,s⁢t を p ,q ,m で表せ.
(3) 直線 AB と直線 ST の交点を Q とし, Q の x 座標を u とする.上図のように s< u<t< p となる場合について,等式
1 PS+ 1 PT= 2 PQ
が成立することを示せ.
2006-10601-0107
【4】 xyz 空間に 3 点 P( 1,1, 0), Q(- 1,1, 0), R(- 1,1, 2) をとる.次の問に答えよ.
(1) t を 0< t<2 を満たす実数とするとき,平面 z= t と, ▵PQR の交わりに現れる線分の 2 つの端点の座標を求めよ.
(2) ▵PQR を z 軸のまわりに回転して得られる回転体の体積を求めよ.