2008 立命館大 理系学部A方式2月3日実施MathJax

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2008 立命館大学 理工学部,情報理工学部,生命科学部A方式2月3日実施

易□ 並□ 難□

【1】  k>0 とする. xy 平面において曲線

C:y= x3 -x

x 軸方向に k y 軸方向に k だけ平行移動した曲線を C とする.

  2 曲線 C C がただ 1 つの共有点をもつのは k = のときである.このとき,共有点の x 座標は y 座標は である.

  k の範囲が であるとき, 2 曲線 C C 2 つの共有点をもつ.このとき, 2 つの共有点の x 座標を α β とすると ( α-β )2 = であり, 2 曲線 C C で囲まれた図形の面積を S とすると S = である. k の範囲で変化させると, k= S は最大値 をとる.

2008 立命館大学 理工学部,情報理工学部,生命科学部A方式2月3日実施

易□ 並□ 難□

【2】 一辺の長さが 1 である正四面体の頂点を A B C D とする.点 A から平面 BCD に下ろした垂線を AH とし,線分 AH 3 :1 に内分する点を G とする.

(1)  BH= AH= BG= である.

(2) 正四面体 ABCD の表面積,すなわち, ABC ACD ABD BCD の面積の和を S 1 とすると, S1 = である.

 また 4 個の三角形, ABH ACH ADH BCD の面積の和を S 2 とすると, S2 = である.

 さらに, 6 個の三角形, ABG ACG ADG BCG BDG CDG の面積の和を S 3 とすると, S3 = であり,小数第 2 位を四捨五入すると

S1 S3 S2 S3

である.( 6 =2.44948 は使ってもよい.)

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易□ 並□ 難□

【3】  X=( 3 2 7 -1 -2 ) とする. X の逆行列 X -1 を求めると, X- 1= である.自然数 n に対して行列 A n

An =Xn + ( X-1 ) n

で定めると, A1 = A2 = であり,

An +2 = An +1 + An

である.行列 A n (1 ,1) 成分を a n とすると

であり, an n を用いて an= と表される.

2008 立命館大学 理工学部,情報理工学部,生命科学部A方式2月3日実施

易□ 並□ 難□

【4】  n を自然数とする.表と裏の出方が同様に確からしい硬貨を続けて何回か投げる.なお, 0 はすべての整数の倍数とみなすことにする.

(1) 各回とも裏が出れば 0 点,表が出れば 1 点を得るものとする.硬貨を続けて 3 回投げるとき,獲得する点数の合計の期待値は である.また硬貨を続けて n 回投げるとき,獲得する点数の合計が 2 の倍数になる確率は である.これを用いると n が偶数であるとき

C0 n +C 2n + C4 n + +C nn =

であることがわかる.

(2) 今度は, 1 回目に投げたときの得点は,表が出れば 1 点で裏が出れば 0 点, 2 回目は表が 2 点で裏が 0 点, k 回目は表が 2 k-1 点で裏が 0 点とする.

 硬貨を続けて 2 回投げるとき,獲得する点数の合計が 2 である確率は であり,続けて 3 回投げるとき,獲得する点数の合計が 5 である確率は である.また硬貨を続けて 4 回投げるとき,獲得する点数の合計の期待値は である.

 硬貨を続けて 2 n 回投げるとき,獲得する点数の合計が 3 の倍数である確率を P n とすると, Pn = であり limn P n= である.

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