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【2】 企業が年目の初めに研究開発費万円を投入して新しい製品を開発する.開発すると年目から年目の終りまで特許によって独占が認められ,毎年の初めに万円の利潤が得られる(ただし,特許が切れた後は独占できず利潤は得られなくなる).この研究開発によって正の収益を得られるか判断するため,次のように考える.研究開発費は年目の初めに銀行から借金をして,特許が切れる年目の終わりに元利合計を一括して返済する.また毎年の利潤も全て年目の終わりまで預金する.年目の終わりの利子も含めた借金額より,年目の終わりの利潤による預金総額が多いとき,研究開発は収益を上げると判断でき,実行される.預金する場合も借金する場合も利率はで,その利息はいずれも年毎の複利になるものとする.また年の初めにある預金・借金に対してその年の終わりに利子がつくものとする.
(1) 年目に得られた利潤の年目の終わりまでの元利合計は万円となる.年目から年目の終わりまでに得られた利潤の元利合計の総和は,万円になる.また,年目の終わりの借金の元利合計は万円になる.よって研究開発による収益が正になるための条件は,となる(はを使わずに答えなさい).
(2) のとき,研究開発の収益が正であるためには,でないといけない.ただし,として計算しなさい.
(3) のとき,特許によって独占が認められる期間が年以上で研究開発の収益は正となる.ただし,を用いて計算し,は最小の整数で答えなさい.