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2011 神戸大学 後期

経済学部

配点25点

易□ 並□ 難□

【1】  a を実数とし, f( x)= x2- 2x+ 2 g( x)= -x2 +ax +a とする.以下の問に答えよ.

(1) すべての実数 s t に対して f (s) g (t ) が成り立つような, a の値の範囲を求めよ.

(2)  0x 1 をみたすすべての x に対して f (x) g (x ) が成り立つような, a の値の範囲を求めよ.

2011 神戸大学 後期

経済学部

配点25点

易□ 並□ 難□

【2】 四面体 O ABC AOB= BOC= COA= θ< π2 とし, ABC の重心を G とする. a =OA b =OB c = OC とおく.以下の問に答えよ.

(1)  | a |= | b |= | c | のとき, 3 A B C を含む平面と直線 OG は垂直に交わることを示せ.

(2)  3 A B C を含む平面と直線 OG が垂直に交わるとき, | a |= | b |= | c | であることを示せ.

2011 神戸大学 後期

経済学部・理科系共通

易□ 並□ 難□

【3】 以下の問に答えよ.

(1) 関数 f (x) =x3 -3x 2-3 x-1 の増減を調べよ.また, x0 における関数 f (x ) の最小値を求めよ.

(2)  x4 をみたすすべての実数 x に対して, x3> 3x 2+3 x+1 が成り立つことを示せ.

(3)  m10 をみたすすべての自然数 m に対して, 2m> m3 が成り立つことを数学的帰納法で示せ.ただし,(2)の結果を用いてよい.

2011 神戸大学 後期

理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【1】 関数 f (x) =log (x 2+4 )- x 28 について,以下の問に答えよ.

(1) 関数 f (x ) の最大値を求めよ.

(2) (1)で求めた関数 f (x ) の最大値を M とする.曲線 y= f( x) と直線 y =M で囲まれた図形の面積を求めよ.

2011 神戸大学 後期

理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【2】  a 0 でない実数とする.自然数 n に対して,

In= (n -1) π nπ e ax sin xdx Sn= k=1 n | Ik |

とおく.以下の問に答えよ.

(1)  In を求めよ.

(2)  Sn を求めよ.

(3)  n のとき S n が収束するような a の値の範囲を求めよ.また, a がこの範囲の値をとるとき, lim n S n の値を求めよ.

2011 神戸大学 後期

理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【3】  a b を互いに異なる 0 でない実数とし, xy 平面上の点 P0 の座標を ( a,b ) とする.行列

A=( 3 -2 2- 1)

の表す一次変換が点 P0 を点 P1 に,点 P1 を点 P2 に移すものとし,一般に点 Pn -1 を点 Pn n=1 2 に移すものとする.以下の問に答えよ.

(1)  P n-1 P n a b を用いて表せ.

(2) 点 P0 P1 Pn はすべて同一直線上にあることを示せ.また,この直線 l の方程式を求めよ.

(3) (2)で求めた直線 l x 軸が交わる点を Q 直線 l y 軸が交わる点を R とするとき, P n=Q P m=R となる 0 以上の整数 n m の組は存在しないことを示せ.

2011 神戸大学 後期

理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【4】  a b t を実数とし,

p( x)= x2+ x+t

f( x)= ax+ b

g( x)= 0x uf (u) du

とする. x についての整式として g (x ) p( x) で割った余りを h (x ) と定める.以下の問に答えよ.

(1)  h( x)= cx+ d と表すとき,等式

( cd )= A( a b )

をみたす 2 次の正方行列 A を, t を用いて表せ.

(2) 行列 A -E が逆行列をもたないような t の値を求めよ.ただし, E 2 次の単位行列とする.

2011 神戸大学 後期

理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【5】  pq となる実数 p q に対して, px q をみたす実数 x 全体の集合を [ p,q ] で表す.このとき, x[ p,q ] p xq は同値である. a b c d を実数とする.以下の問に答えよ.

(1)  x[ a,b ] かつ y [ c,d ] ならば,

x+y [a+ c,b+ d]

が成り立つことを示せ.

(2)  x[ a,b ] かつ y [ c,d ] ならば,

x-y [a- d,b- c]

が成り立つことを示せ.

(3) 実数 p q に対して,

min (p, q) ={ p pq のとき) q p> q のとき) max (p,q )= {p pq のとき) q p< q のとき)

と定める. a0 とするとき, x[ a,b ] かつ y [ c,d ] ならば,

xy [min (a c,b c), max( ad, bd) ]

が成り立つことを示せ.

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