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2012-13442-0401
2012 東京理科大学 理工学部B方式
数,建築,電気電子情報学科
2月6日実施
(2)〜(3)と合わせて配点40点,
数学科は60点
易□ 並□ 難□
【1】 次の文章の ア から ヒ までに当てはまる数字 0 〜 9 までの数を求めて,解答用マークシートの指定された欄にマークしなさい.
(1) a を実数とするとき,方程式
| x| -| x2- 4| +| x+6 |= a
を考える.この方程式の実数解が 2 個であるための条件は
a< ア , イ <a< ウ エ
であり,実数解を持たないための条件は
a> オ カ
である.また,次の不等式
|x | -| x2- 4| +| x+6| >2
には,正の整数解が キ 個,負の整数解が ク 個ある.
2012-13442-0402
(1),(3)と合わせて配点40点
(2) 空間内に点 O , A ,B ,C があり, a→ =OA→ , b→ =OB→ , c→ =OC→ とおくとき,それぞれの大きさと内積が
| a→ |= 9 , | b→ | =12 , | c→ |= 42 ,
a→ ⋅b→ =72 , a→ ⋅c→ =57 , b→ ⋅c→ =48
であるとする. AB→ と AC → のなす角は 1 ケ ⁢ π であり, ▵ABC の面積は コ サ シ である.ベクトル
OA→ +s⁢AB →+t ⁢AC→
が 3 点 A , B ,C を通る平面と直交するのは s= ス セ , t= ソ タ のときである.したがって,四面体 OABC の体積は チ ツ である.
2012-13442-0403
(1),(2)と合わせて配点40点
【1】 次の文章の ア から ヒ までに当てはまる数字 0 〜 9 までの数を求めて,解答用マークシートの指定された欄にマークしなさい.なお, テ などは既出の テ を表す.
(3) 三角関数についての等式
テ ⁢ cos3⁡ θ- ト ⁢ cos⁡ θ-cos⁡ 3⁢θ= 0
を利用して, t に関する 3 次方程式
テ ⁢ t 3- ト ⁢ t- 2 2= 0
を解いたとき, cos⁡ 34 ⁢ π が解の 1 つであることがわかる.したがって,この方程式の残りの 2 つの解は
cos⁡ ナ 12 ⁢ π= ニ + ヌ ネ
と
cos⁡ ノ 12 = ニ - ヌ ネ
となる.これより,
tan⁡ ナ 12 ⁢ π= ハ - ヒ
となる.
2012-13442-0404
30点,数学科は45点
【2】 a を正の定数とし,座標平面において放物線 C: y=a⁢ x2 上の点 P (t ,a⁢ t2 ) を考える.ただし, t>0 とする.点 P における C の接線 l と x 軸の交点を R とする. x 軸上の点 Q を, RP=RQ を満たし,その x 座標が R の x 座標より大きいものとする.
(1) 点 P を通り l と直交する直線の方程式を求めよ.
(2) 点 Q の座標を求めよ.
(3) 直線 l と点 P において接し x 軸とも接する円で,中心が第 1 象限にあるものを考える.この円の中心の座標を (q ,r) とするとき, q ,r を t と a を用いて表せ.
(4) (3)の q , r に対して, t が 0 に限りなく近づくときの, q t , rt2 , rq2 の極限値をそれぞれ求めよ.
2012-13442-0405
【3】 自然数 n= 1 ,2 ,3 ,⋯ に対し, x>0 で定義された関数 f n⁡( x) を
fn⁡ (x) = log⁡x xn ( x> 0)
で定める.ただし, log は自然対数を表す.
t>1 とするとき,座標平面において曲線 y= fn⁡ (x ) の x≦ t の部分, x 軸,直線 x =t の 3 つで囲まれている図形の面積を Sn⁡ (t ) とする.また, 4 点 ( 1,0 ), (t ,0) ,( t,fn ⁡( t) ), (1 ,fn ⁡(t )) を頂点とする長方形の面積を Tn⁡ (t ) とする.
(1) 関数 f n⁡( x) が極大となるときの x の値と,そのときの f n⁡( x) の極大値を求めよ.
(2) t が t> 1 を動くとき, Tn⁡ (t) -Sn ⁡(t ) が最大となる t の値を求めよ.
(3) S1⁡ (t ) と S n⁡( t) ( n≧2 ) を求めよ.
(4) 各 n≧ 2 に対して T n⁡( t)= Sn⁡ (t ) となる t ( t> 1 ) がただ 1 つあることを示せ.ただし, limx →∞ ⁡ log ⁡xx =0 となることを用いてもよい.