2012 東京理科大学 理学部数理情報学科2月13日実施MathJax

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2012 東京理科大学 理学部

数理情報学科B方式

2月13日実施

(1),(2)合わせて配点50点

易□ 並□ 難□

【1】

(1)    内のカタカナにあてはまる 0 から 9 までの数字を求め,その数字を解答用マークシートにマークせよ.ただし, は,それぞれ,既出の を表す.

  k を自然数とすると,不等式

k> k+ k-1 2

が成立する.この不等式の右辺の逆数は (k -k- ) であるから,不等式

1k < ( k-k - )

を得る.この不等式がすべての自然数 k に対して成立することより,

limn 1n k= 1n 1k =

であることがわかる.

2012 東京理科大学 理学部

数理情報学科B方式

2月13日実施

(1),(2)合わせて配点50点

易□ 並□ 難□

【1】

(2) 自然数 n に対し,

an= m=1 1m (m+n+ 1) sn= k=1 n 1k

と定める.

(a)  n=2 1n (n+ 1) を求めよ.

(b)  n=1 ( 1n - 1n+1 ) s n+1 を求めよ.

(ヒント: n2 であるような各自然数 n に対して s n+1 -sn を考えることにより,(a)の結果が使える形に変形せよ.)

(c)  n を自然数とする.また, p は自然数で,等式

m=1 ( 1m - 1m+n +1 )= sp

が成立しているとする.このとき, p n 1 次式の形に表せ.

(d)  n を自然数とし, p は(c)における通りであるとする.また, q は自然数で,等式

an= s pq

が成立しているとする.このとき, q n 1 次式の形に表せ.

(e)  n=1 ann を求めよ.

2012 東京理科大学 理学部

数理情報学科B方式

2月13日実施

配点50点

易□ 並□ 難□

【2】  a を実数とし,関数 f (x) =x3 +3a x2 +(3 a2 -a) x について考える.方程式 f (x )=0 の異なる実数解の個数を k とする. f( 0)= 0 であることに注意せよ.

(1)  k=1 となるような a の値の範囲を求めよ.

(2)  k=2 となるような a の値を求めよ.

(3)  k=3 となるような a の値の範囲を求めよ.

(4)  a は(3)で求めた範囲にあるとする.方程式 f (x) =0 0 以外の実数解を α β とおく.ただし, α<β とする.

(a)  α<0 であることを示せ.

(b)  α<β <0 であるような a の値の範囲を求めよ.

(c)  α<0< β であるような a の値の範囲を求めよ.

(5) 関数 f (x ) が極大値と極小値をもつような a の値の範囲を求めよ.

(6)  a が(5)で求めた範囲にあるとき,関数 f (x ) の極小値を m (a ) とおく. a が(5)で求めた範囲を動くときの m (a ) の最大値と,最大値を与える a の値を求めよ.

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