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【2】 年月から年月までの計年間働く田中さんの消費行動を次のように考える.田中さんは毎年万円ずつの収入を得,そして毎年一定額万円ずつ消費を行う.田中さんは自分の持つお金をすべて銀行の口座に預けている.給与(収入)はその銀行口座に振り込まれ,消費するときは毎回銀行口座からお金をおろすとする.田中さんの銀行口座には,毎年月末から翌年月はじめにかけ月末の残高に対しての利息が付き,働き始めるときの預金残高,つまり年月はじめの段階での預金残高は円とする.毎年月はじめの段階ではその年の収入は受け取っておらず,またその年の消費も行われていないとする.また毎年月末の段階までにはその年の収入をすべて受け取り,その年の消費も完了しているとして各問いに答えよ.
(1) 田中さんの消費が毎年万円のとき,働き始めて年目のはじめ,つまり年月はじめの段階での田中さんの預金残高は万円である.
(2) 田中さんの消費が毎年万円のとき,働き始めて年目の終わり,つまり年月末の段階での田中さんの預金残高は万円である.
(3) 年月末の預金残高を万円とする.このとき,ととの間に成立する漸化式はを用いて,として表すことができる.
(4) 上の漸化式を解いて,数列の一般項をとのみの式で表すととなる.
(5) 田中さんは年月末に万円だけのお金を口座に残すことを考えているとする.つまり である.このとき,毎年の消費額を万円単位で表記した値,つまりは万円として与えられる.ただし,とする.