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2014 東京大学 前期

文科

易□ 並□ 難□

【1】 以下の問いに答えよ.

(1)  t を実数の定数とする.実数全体を定義域とする関数 f (x )

f( x)= -2 x2+8 tx -12x +t3 -17t 2+39 t-18

と定める.このとき,関数 f (x ) の最大値を t を用いて表せ.

(2) (1)の「関数 f (x ) の最大値」を g (t ) とする. t t - 12 の範囲を動くとき, g( t) の最小値を求めよ.

2014 東京大学 前期

文科

理科【2】の類題

易□ 並□ 難□

【2】  a を自然数(すなわち 1 以上の整数)の定数とする.

 白球と赤球があわせて 1 個以上入っている袋 U に対して,次の操作(*)を考える.

(*) 袋 U から球を 1 個取り出し,

(ⅰ) 取り出した球が白球のときは,袋 U の中身が白球 a 個,赤球 1 個となるようにする.

(ⅱ) 取り出した球が赤球のときは,その球を袋 U へ戻すことなく,袋 U の中身はそのままにする.

 はじめに袋 U の中に,白球が a +2 個,赤球が 1 個入っているとする.この袋 U に対して操作(*)を繰り返し行う.

 たとえば, 1 回目の操作で白球が出たとすると,袋 U の中身は白球 a 個,赤球 1 個となり,さらに 2 回目の操作で赤球が出たとすると,袋 U の中身は白球 a 個のみとなる.

  n 回目に取り出した球が赤球である確率を p n とする.ただし,袋 U の中の個々の球の取り出される確率は等しいものとする.

(1)  p1 p2 を求めよ.

(2)  n3 に対して p n を求めよ.

2014 東京大学 前期

文科

理科【6】の類題

易□ 並□ 難□

【3】 座標平面の原点を O で表す.

 線分 y =3 x 0x 2 上の点 P と,線分 y =-3 x -3x 0 上の点 Q が,線分 OP と線分 OQ の長さの和が 6 となるように動く.このとき,線分 PQ の通過する領域を D とする.

(1)  s -3 s2 をみたす実数とするとき,点 ( s,t ) D に入るような t の範囲を求めよ.

(2)  D を図示せよ.

2014 東京大学 前期

文科

理科【5】の類題

易□ 並□ 難□

【4】  r 0 以上の整数とし,数列 { an } を次のように定める.

a1 =r a 2=r+ 1 a n+2 =an +1 (an +1) n=1 2 3

また,素数 p 1 つとり, an p で割った余りを b n とする.ただし, 0 p で割った余りは 0 とする.

(1) 自然数 n に対し, bn+ 2 bn+1 ( bn+ 1) p で割った余りと一致することを示せ.

(2)  r=2 p=17 の場合に, 10 以下のすべての自然数 n に対して, bn を求めよ.

(3) ある 2 つの相異なる自然数 n m に対して,

bn +1= bm+ 1> 0 bn+2 =b m+2

が成り立ったとする.このとき, bn= bm が成り立つことを示せ.

2014 東京大学 前期

理科

易□ 並□ 難□

2014年東大前期理科【1】の図

【1】  1 辺の長さが 1 の正方形を底面とする四角柱 OABC DEFG を考える. 3 P Q R を,それぞれ辺 AE BF CG 上に, 4 O P Q R が同一平面上にあるようにとる.四角形 OPQR の面積を S とおく.また, AOP α COR β とおく.

(1)  S tan α tan β を用いて表せ.

(2)  α+β = π4 S= 7 6 であるとき, tanα +tanβ の値を求めよ.さらに, αβ のとき, tanα の値を求めよ.



2014 東京大学 前期

理科

文科【2】の類題

易□ 並□ 難□

【2】  a を自然数(すなわち 1 以上の整数)の定数とする.

 白球と赤球があわせて 1 個以上入っている袋 U に対して,次の操作(*)を考える.

(*) 袋 U から球を 1 個取り出し,

(ⅰ) 取り出した球が白球のときは,袋 U の中身が白球 a 個,赤球 1 個となるようにする.

(ⅱ) 取り出した球が赤球のときは,その球を袋 U へ戻すことなく,袋 U の中身はそのままにする.

 はじめに袋 U の中に,白球が a +2 個,赤球が 1 個入っているとする.この袋 U に対して操作(*)を繰り返し行う.

 たとえば, 1 回目の操作で白球が出たとすると,袋 U の中身は白球 a 個,赤球 1 個となり,さらに 2 回目の操作で赤球が出たとすると,袋 U の中身は白球 a 個のみとなる.

  n 回目に取り出した球が赤球である確率を p n とする.ただし,袋 U の中の個々の球の取り出される確率は等しいものとする.

(1)  p1 p2 を求めよ.

(2)  n3 に対して p n を求めよ.

(3)  limm 1m n=1 mp n を求めよ.

2014 東京大学 前期

理科

易□ 並□ 難□

【3】  u を実数とする.座標平面上の 2 つの放物線

C1 y=- x2+ 1

C2 y= (x -u) 1+u

を考える. C1 C 2 が共有点をもつような u の値の範囲は,ある実数 a b により, au b と表される.

(1)  a b の値を求めよ.

(2)  u a ub をみたすとき, C1 C 2 の共有点を P1 ( x1, y1 ) P 2( x2, y2 ) とする.ただし,共有点が 1 点のみのときは, P1 P2 は一致し,ともにその共有点を表すとする.

2 | x1 y2- x2 y1 |

u の式で表せ.

(3) (2)で得られる u の式を f (u ) とする.定積分

I= ab f (u) du

を求めよ.

2014 東京大学 前期

理科

易□ 並□ 難□

【4】  p q は実数の定数で, 0<p <1 q >0 をみたすとする.関数

f( x)= (1- p) x+( 1-x) (1 -e- qx )

を考える.

 以下の問いに答えよ.必要であれば,不等式 1 +xe x がすべての実数 x に対して成り立つことを証明なしに用いてよい.

(1)  0<x <1 のとき, 0<f (x )< 1 であることを示せ.

(2)  x0 0 <x0 <1 をみたす実数とする.数列 { xn } の各項 x n n=1 2 3 を,

xn= f( xn- 1)

によって順次定める. p>q であるとき,

limn xn =0

となることを示せ.

(3)  p<q であるとき,

c=f (c ) 0<c <1

をみたす実数 c が存在することを示せ.

2014 東京大学 前期

理科

文科【4】の類題

易□ 並□ 難□

【5】  r 0 以上の整数とし,数列 { an } を次のように定める.

a1 =r a 2=r+ 1 a n+2 =an +1 (an +1) n=1 2 3

また,素数 p 1 つとり, an p で割った余りを b n とする.ただし, 0 p で割った余りは 0 とする.

(1) 自然数 n に対し, bn+ 2 bn+1 ( bn+ 1) p で割った余りと一致することを示せ.

(2)  r=2 p=17 の場合に, 10 以下のすべての自然数 n に対して, bn を求めよ.

(3) ある 2 つの相異なる自然数 n m に対して,

bn +1= bm+ 1> 0 bn+2 =b m+2

が成り立ったとする.このとき, bn= bm が成り立つことを示せ.

(4)  a2 a3 a4 p で割り切れる数が現れないとする.このとき, a1 p で割り切れないことを示せ.

2014 東京大学 前期

理科

文科【3】の類題

易□ 並□ 難□

【6】 座標平面の原点を O で表す.

 線分 y =3 x 0x 2 上の点 P と,線分 y =-3 x -2x 0 上の点 Q が,線分 OP と線分 OQ の長さの和が 6 となるように動く.このとき,線分 PQ の通過する領域を D とする.

(1)  s 0 s2 をみたす実数とするとき,点 ( s,t ) D に入るような t の範囲を求めよ.

(2)  D を図示せよ.

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