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2014-11556-0201
2014 大阪市立大学 後期
理(数,物理),工学部
理学部は100点,工学部は40点
易□ 並□ 難□
【1】 a>0 を満たす定数 a に対して,曲線 C :y=log ⁡(x +1) 上に点 O ( 0,0) と点 A ( a,log⁡ (a+ 1) ) をとる.また,この曲線 C 上を動く点 P ( t,log⁡ (t+ 1) ) を考える.ただし, 0<t <a とする.曲線 C と直線 OP で囲まれた部分の面積を S1 , 曲線 C と直線 PA で囲まれた部分の面積を S 2 とする.このとき,次の問いに答えよ.
問1 x>0 に対して, x x+1 <log ⁡(x +1) <x が成り立つことを示せ.
問2 S1 , S2 を a と t を用いて表せ.
問3 S1 +S2 を最小にする t を求めよ.
2014-11556-0202
理(数),工学部
理(数)学部は100点,工学部は40点
【2】 行列 A = 36 ⁢( 3 3 1-1 ) の表す 1 次変換を f とする.次の問いに答えよ.
問1 f によって,曲線 x ⁢y=1 上の点は,曲線 x2-3 ⁢y2 =1 上の点に移されることを示せ.
問2 行列 A の逆行列 A -1 を求めよ.
問3 f の逆変換 f -1 によって,曲線 x2-3 ⁢y2 =1 上の点は,曲線 x ⁢y=1 上の点に移されることを示せ.
問4 曲線 x ⁢y=1 上に 2 点 P 1( x1, y2 ), P2 ( x2, y2 ) をとる.このとき, 0 でない実数 a により行列 B =( a0 0a -1 ) で表される 1 次変換 g で,点 P1 を点 P2 に移すものが存在することを示せ.
問5 曲線 x2-3 ⁢y2 =1 上に 2 点 Q1 ( X1, Y1 ), Q 2( X2, Y2 ) をとる.このとき,実数 s と t により行列 C =( s3⁢ tt s ) で表される 1 次変換 h で,点 Q1 を点 Q2 に移すものが存在することを示せ.
2014-11556-0203
【3】 0<t <1 とする. ▵P 1Q 1R 1 において,辺 Q1 R1 を t :(1 -t) に内分する点を P2 , 辺 R1 P1 を t :(1 -t) に内分する点を Q2 , 辺 P1 Q1 を t :(1 -t) に内分する点を R2 とし, ▵P 2Q 2R 2 を作る.この操作を繰り返して,自然数 n に対して, ▵P nQ nR n において,辺 Qn Rn を t :(1 -t) に内分する点を Pn +1 , 辺 Rn Pn を t :(1 -t) に内分する点を Qn +1 , 辺 Pn Qn を t :(1 -t) に内分する点を R n+1 とし, ▵P n+1 Qn +1 Rn+ 1 を作る. ▵P nQ nR n の面積を a n とするとき,次の問いに答えよ.
問1 ▵P nR n+1 Q n+1 の面積を a n と t を用いて表せ.また, an+ 1 を a n と t を用いて表せ.
問2 S= ∑n =1∞ an とおくとき, S を a 1 と t を用いて表せ.
問3 a1 =1 とする. S を最小とする t の値とそのときの S の値を求めよ.
2014-11556-0204
理学部100点,工学部40点
【4】 x>0 において,関数 g ⁡(x ) と h ⁡(x ) を次で定義する.
g⁡( x)= x +1x ,h⁡ (x) = log⁡x log⁡( x+1 )
次の問いに答えよ.
問1 関数 g ⁡(x ) は, 0<x ≦1 で単調に減少し, x≧1 で単調に増加することを示せ.
問2 関数 h ⁡(x ) は x >0 で単調に増加することを示せ.また, h⁡( x)< 0 となる x の範囲を求めよ.
問3 x>0 で g ′⁡( x)⁢ h⁡( x)≧ 0 が成り立つことを示せ.
問4 f⁡( x)= g⁡( x)⁢ h⁡( x) とおく. f⁡( x) は x >0 で単調に増加することを示せ.
2014-11556-0205
【5】 行列 A =( ab cd ) において, a ,b , c ,d は整数で, a+b , c+d は共に偶数であるとする.次の問いに答えよ.
問1 a-c が偶数ならば, A2 の成分はすべて偶数であることを示せ.
問2 A2 の成分がすべて偶数ならば, a-c は偶数であることを示せ.