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2015 立命館大学 理系学部A方式

2月3日実施

易□ 並□ 難□

【1】  a を実数とし,関数 f (x )=a x2 +e -x2 について考える.必要ならば, limt te -t =0 を用いてよい.

(1)  a=0 のとき, f( x) x =± で変曲点をもつ.

(2)  a=0 のとき, f (x ) x = で最小値 をとり, x= で最大値 をとる.

(3)  0<a < のとき, f( x) は異なる 2 つの x =± で最小値 をとる.

(4)  f( x) <a< 0 のとき変曲点を 個もち, 0a < のとき変曲点を 個もち,それ以外のときは変曲点をもたない.

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【2】 座標空間において原点を O とし, 3 A ( 1, 1 2 , 0) B ( 0,0, 1) C ( 1,0, 0) を考える. OB +s BC を位置ベクトルにもつ点を P とし, tOA を位置ベクトルにもつ点を Q とする. s t が実数全体を動くとき,点 P Q はそれぞれ直線 BC 直線 OA 上を動く.

(1)  2 P Q 間の距離は s t を用いて表すと である.

  s1 を実数とし, s=s 1 のときの点 P P 1 とすると,点 Q が点 P1 に最も近づくのは t = s 1+ のときである.このときの点 Q Q1 t t 1 とする.

 さらに,点 P が点 Q1 に最も近づくのは s = t1+ のときである.

(2) さらに, m2 のとき, sm tm

sm = tm- 1+

tm = sm +

と定める.

 数列 { sm } の一般項は s 1 を用いて表すと sm= であり,

limm sm = lim m tm =

となる.

(3)  s= t= のときの点 P Q をそれぞれ Pm Q m とする.このとき,任意の s t について

Pm Qm OP =

P mQ m OQ =

が成り立つ.

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【3】  -1< x<1 で定義された関数 f1 (x )

f1 (x )= t x-1 x-t

と定める.ただし t >0 とする.

  f1 ( x) の値域は <f1 ( x)< である.

 また,

f1 ( f1 (x ))=

であり,実数 s s t s >1 を満たすものについて g (x )= f1 (f 1( x) ) とおくと,

g( x)= x+ x+

が成り立つ.ここで R = -1 +1 とし, g ( 1-R n1 +Rn ) R を用いて表すと

g ( 1-R n1 +Rn ) =

である.ただし n は自然数とする.

 数列 { an }

a1 = 1-R 1+R

an+ 1= g( an ) n1

と定めると, s<t のとき,

limn an =

であり, s>t のとき,

limn an =

である.

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【4】  2 個のサイコロを投げて出た目をそれぞれ m n とする. 3 次関数

f( x) =x3 - 3m2 x+ nm3

について考える.

(1)  f( x) x =- m のとき極大値 をとる.また, f (- km )< 0 がどんな n に対しても成り立つような最小の自然数 k である.したがって, x についての 3 次方程式 f ( x)= 0 の解が

- m <x< - m

の範囲に少なくとも一つ存在する.また, m= のとき,この範囲に整数が存在する.

(2)  f( x) の極大値が整数となる確率は である.

(3)  x についての 3 次方程式 f (x )=0 が相異なる 3 つの実数解をもつ確率は であり, 2 重解をもつ確率は である.

(4)  f( x)= 0 が整数解をもつ確率は である.

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