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2015 立命館大学 理系学部個別配点方式

2月7日実施

易□ 並□ 難□

【1】 座標平面上の点 P ( p,q ) を通る傾き m の直線と放物線 y =x2 が接しているとする.このとき m

m2 + m+ =0

を満たしている.

 点 P から放物線 y =x2 に異なる 2 本の接線 l1 l2 が引けるための, p q が満たすべき必要十分条件は である. l1 l 2 が直交するとき,点 P は直線

y=

上にある.

 以下では, p q を満たし,かつ q < とする.

l1 l2 と放物線 y =x2 との接点をそれぞれ Q R として, QPR θ 0 <θ< π とおくとき, tanθ p q を用いて表すと

tanθ =

である.

 いま,点 P θ =π 3 を満たしながら動くとき,点 P は方程式

x2 - (y + ) 2=

によって表される双曲線上の y の範囲を動く.( x y を用いずに答えよ.)

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2月7日実施

易□ 並□ 難□

【2】 整数 m に対して, m 3 の倍数であることは, m2 3 の倍数であるための必要十分条件である.よって,数列 { an } の一般項が

an= n2

と表されたとすると,最初の 20 a1 a 2 a20 のうち, 3 の倍数となる項は 個含まれている.それら 3 の倍数の項の総和は である.

  s を自然数として,数列 { bn } の一般項が

bn =( n-s) 2

と表されるとする.最初の 20 b1 b 2 b20 のうち, 3 の倍数となる項の個数は, s 3 の倍数のとき 個, s 3 で割って 1 余る数のとき 個, s 3 で割って 2 余る数のとき 個である.

  b1 b2 b20 のうち, 3 の倍数となる項の総和を s の関数と見なして f (s ) とおく.自然数 t に対して, f( 3t ) t で表すと

f( 3t )=

である.また,

f( 3t- 1)- f( 3t) =

f( 3t- 2)- f( 3t- 1)=

である.よって, f( s) s = において最小値 をとる.

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2月7日実施

易□ 並□ 難□

【3】  c を実数とする.関数 f (x ) に対して,

S= 01 | f( x)- c| dx T= 01 { f( x)- c}2 dx

とおく.

(1)  f( x)= x とする. c= のとき, S は最小値 をとり, c= のとき, T は最小値 をとる.

(2)  f( x)= ex とする. c= のとき, S は最小値 をとり, c= のとき, T は最小値 をとる.

(3)  2 以上の自然数 n に対して, f( x)= xn とする. f( x) x 0 での逆関数を g ( x) とおくと,

01 { f( x)- c} 2d x= 01 { g( x)- c} 2d x

が成り立つのは, c= のときである.このときの c c n とおくと, limn cn = である.

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【4】 空間に,立方体 PQRS TUVW がある.この立方体に外接する球の中心を O とする.

(1)  2 A B が立方体 PQRS TUVW 8 個の頂点のいずれかに位置するときを考える.ただし,各点は同じ頂点に位置する場合もある. 2 A B が同一の頂点にある場合の数は 通りである. 2 A B が同一直線上にある場合の数は, 2 A B が同じ頂点にある 通りと 2 A B が異なる頂点にある 通りの合計として求められる.また, 3 O A B が同じ一直線上にある場合の数は 通りである.

(2)  3 A B C が立方体 PQRS TUVW 8 個の頂点のいずれかに位置するときを考える.ただし,各点は同じ頂点に位置する場合もある. 3 A B C が同一直線上にある場合の数は 通りである. 4 O A B C が同一直線上にある場合の数は 通りであり,同一平面上にない場合の数は 通りである.

(3)  4 A B C D が立方体 PQRS TUVW 8 個の頂点のいずれかに位置するときを考える.ただし,各点は同じ頂点に位置する場合もある. 4 A B C D が同一直線上にある場合の数は 通りであり,異なる頂点にあって,かつ同一平面上にある場合の数は 通りである.

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