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2016 東京理科大学 薬学部B方式

生命創薬学科

2月11日実施

配点15点

易□ 並□ 難□

【1】 方程式

1 x1 + 1x2 + + 1xn =1

の整数解で条件 0 <x1 x2 xn をみたすものを考える.

(1)  n=2 のとき,条件をみたす整数解 ( x1, x2 ) の個数は 個である.

(2)  n=3 のとき,条件をみたす整数解 ( x1, x2, x3 ) の個数は 個であり,それらの解のうち x1+ x2+ x3 の値が最も大きいものは ( x1, x2, x3 )= ( , , ) である.

(3)  n=4 のとき,条件をみたす整数解 ( x1, x2, x3, x4 ) x 4 で最も大きい値は である.また,条件をみたす整数解で x4= 12 のものは 個ある.この 個の解のうち, x3 の値が最も小さいのは

(x 1,x 2,x 3,x 4)= ( , , ,12 )

である.

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生命創薬学科

2月11日実施

配点20点

易□ 並□ 難□

【2】  z の関数

f( x)= |x+ 1| -|x -1| +|x -2|

を考える.

(1) 不等式 f (x )< 3 2 の解は

- < x<-

である.

(2) 実数 k に対して,方程式 f (x )=k がちょうど 3 個の解をもつのは k = k = のときである.ただし < とする.

(3) 方程式 f (x )= 17 19 5 の解の個数は 個である.

(4) 実数 t に対して

I( t)= tt+1 (f (x) )2 dx

とおく.

(a)  0t 1 のとき,

I( t)= - t2+ t+

(b)  1t 2 のとき,

I( t)= t2- t+

(c)  0t 2 で考えると, I( t) t = において,最大値 をとる.

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生命創薬学科

2月11日実施

配点15点

易□ 並□ 難□

【3】 さいころを n 回投げ,第 1 投目から第 n 投目までに出たすべての目の積を a n とする.例えば n =3 で,第 1 投目と第 2 投目に「 3 」が出て,第 3 投目に「 6 」が出た場合 a3= 3×3× 6=54 である.

(1)  an 5 の倍数または 3 の倍数である確率は 1 -( ) n である.

(2)  an 5 の倍数であるが, 3 の倍数でない確率は ( ) n- ( ) n である.

(3)  an 15 の倍数である確率は 1 +( ) n- ( ) n- ( ) n である.ただし < とする.

(4)  an 3 の倍数であるが, 2 の倍数でない確率は ( ) n- ( ) n である.

(5)  an 2 の倍数であるが, 5 の倍数でない確率は ( ) n- ( ) n である.

(6)  an 30 の倍数である確率を q n とすると,

limn 1 n log (1 -qn )=log

である.ただし,対数は自然対数を表すものとする.

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生命創薬学科

2月11日実施

配点15点

易□ 並□ 難□

【4】 関数 f (x ) g( x) h (x )

f( x)= -x2 +2x +8

g( x)= -x+ 54

h( x)= x2- x-1

により定める.

(1)  f( x)> 0 かつ g (x )>0 かつ h (x )>0 となる x の値の範囲は

- <x< -

である.

(2)  x が(1)で求めた範囲にあるとき, 3 辺の長さがそれぞれ f (x ) g (x ) h (x ) であるような三角形ができるための条件は

- <x< -

である.

(3) (2)で作られた三角形が二等辺三角形となるような x の値は 個ある.作られた三角形が正三角形になるときの x の値は x =- であり,その正三角形の 1 辺の長さはa である.またその正三角形の外接円の直径は である.

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生命創薬学科

2月11日実施

配点15点

易□ 並□ 難□

【5】 自然数 n に対し,整式 x n を整式 x4+ 1 で割った余りを gn (x ) とする.

(1) 方程式 x4+ 1=0 の解のうち,偏角が一番小さいもの α

α= + i

である.ただし, i は虚数単位で,複素数の偏角は 0 以上 2 π 未満の範囲で考えるものとする.

(2)  g5 (x ) g6 ( x) g 7( x)

g5 (x )=- x3- x2- x-

g6 (x) =- x3- x2- x-

g7 (x )=- x3- x2- x-

である.

(3)  g2016 (x )

g2016 (x )= x3+ x2+ x+

である.

以下では, α は(1)で求めたものとする.

(4)  k= 131 gk (α )= α である.

(5)  k= 194 ( gk (α )) 3 の虚部は である.

(6)  k= 11003 ( gk (α )) 4 の実部は - 虚部は である.

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生命創薬学科

2月11日実施

配点20点

易□ 並□ 難□

【6】  0<x π2 をみたす実数 x の範囲を定義域とする関数

f( x)= sin 4x +2sin 2x cosx sinx

について,以下の問いに答えよ.

(1) 右側極限 limx +0f (x ) である.

(2)  f( x)= 0 の解は π π である.ただし < とする.

(3)  f( x) x =α で最小値をとるとする.このとき

cosa =- +

f( a)= -

である.

(4) 曲線 y =f( x) x 軸で囲まれる部分の面積は

- - π

である.

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