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2016 立命館大学 文系学部A方式

2月3日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(1)  2 次方程式 x 2+3 x-1= 0 の解を α β α>β とするとき, m<α <m+1 を満たす整数 m の値は m = x<β <n+1 を満たす整数 n の値は n = である.

 また, α+ 1α の値は であり, α3 + 1α3 の値は である.

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2月3日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(2)  n を自然数とする.各項が正である数列 { an } に対して, Tn= k=1 n ak2 とおくと, Tn は, Tn= 13 n( 4n2 -1 ) を満たしている.このとき,数列 { an } について考える.

  n2 のとき,

Tn- 1= 13 ( n3- n 2+ n- )

であるから,

an 2= n2- n+

となる.また, n =1 のときにも成立する.

 よって,数列 { an } は,初項 公差 の等差数列である.

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2月3日実施

易□ 並□ 難□

【1】

(3) 直線 l の方程式を y =2a x (ただし, a>0 )とする.点 P ( 1,0 ) を頂点とする放物線 C 1 が点 Q l に接している.このとき, C1 の方程式は y = であり,接点 Q の座標は ( , ) である.

 次に, x 軸に接する放物線 y =p (x- q) 2 C 2 とする. C2 が点 Q を通り,点 Q での C 2 の接線が l と直交するとき,点 Q における接線の傾きは である.このとき, p q の値は, p=- 1 a3 q = a2- 1 である.

 また,放物線 C1 x 軸,および直線 x = で囲まれた部分の面積を S 1 放物線 C 2 x 軸,および直線 x = で囲まれた部分の面積を S 2 とする. 3S 1=S 2 となるのは, a= のときである.

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2月3日実施

易□ 並□ 難□

【2】 スポーツ選手の運動能力を次のように 3 つの指標を用いて評価する.選手 k の走力が x 跳躍力が y 投力が z であるとき,選手 k の運動能力を 3 次元のベクトル pk =( x,y,z ) を用いて表す. pk の大きさを運動能力の「強さ」, pk の向きを運動能力の「傾向」と定義する.

 次の表は, a から e までの 5 名の選手の走力,跳躍力,投力を測定した結果を示している.

表 走力,跳躍力,投力の測定結果

選手 走力 跳躍力 投力
a 4 8 1
b 6 9 2
c 7 6 6
d 8 8 4
e 6 3 2

 なお,以下に記す選手 f および選手 g を含め,全選手の走力,跳躍力,投力の数値はすべて正の実数である.次の問いに答えよ.

(1)  a から e までの 5 名の選手のそれぞれの「強さ」を求めると,その最大値は であり,最小値は である.

(2) 選手同士の運動能力の「傾向」が類似しているのかどうかを評価する.選手 a の運動能力 pa と選手 b の運動能力 pb のなす角を θ ab とし,選手 a と選手 b の「傾向」の類似度 S ab

Sab =cos θab

で表す. Sab が, Sab 0.95 を満たすとき,選手 a と選手 b の「傾向」が一致しているという.

  a から d までの 4 名の選手のなかで,選手 e と「傾向」が一致しているのは,選手 である.

 次に,選手 f の運動能力が pf =( 2,5, 3) 選手 g の運動能力が pg =( xg, 6,6 ) である.選手 f と選手 g の「傾向」の類似度 S fg 2 乗がとりうる値の最大値は, Sf g2 = である.このとき, xg = | pg |= である.

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2月3日実施

易□ 並□ 難□

【3】  A B C 3 人が次のルールでゲームをする.

  1 つのさいころを 1 回投げて,出た目が 1 ならば A 1 点与え,出た目が 2 または 3 ならば B 1 点を与え,それ以外の場合は C 1 点を与える.この試行を繰り返し行い,いずれか 1 人が他の 2 人にそれぞれ 2 点以上点差をつければ,ゲームが終り,得点の最も多い者が勝つ.ただし,さいころはどの目も同じ確率で出るとする.

 次の問いに答えよ.

(1)  2 回目の試行で B が勝つ確率を求めよ.

(2)  4 回目の試行で B が勝つ確率を求めよ.

(3)  5 回目の試行で B が勝つ確率を求めよ.

(4)  6 回目の試行で B が勝つ確率を求めよ.

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