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【2】 スポーツ選手の運動能力を次のようにつの指標を用いて評価する.選手の走力が跳躍力が投力がであるとき,選手の運動能力を次元のベクトルを用いて表す.の大きさを運動能力の「強さ」,の向きを運動能力の「傾向」と定義する.
次の表は,からまでの名の選手の走力,跳躍力,投力を測定した結果を示している.
表 走力,跳躍力,投力の測定結果
選手 | 走力 | 跳躍力 | 投力 |
なお,以下に記す選手および選手を含め,全選手の走力,跳躍力,投力の数値はすべて正の実数である.次の問いに答えよ.
(1) からまでの名の選手のそれぞれの「強さ」を求めると,その最大値はであり,最小値はである.
(2) 選手同士の運動能力の「傾向」が類似しているのかどうかを評価する.選手の運動能力と選手の運動能力のなす角をとし,選手と選手の「傾向」の類似度を
で表す.が,を満たすとき,選手と選手の「傾向」が一致しているという.
からまでの名の選手のなかで,選手と「傾向」が一致しているのは,選手である.
次に,選手の運動能力が選手の運動能力がである.選手と選手の「傾向」の類似度の乗がとりうる値の最大値は,である.このとき,である.