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2017 神戸大学 後期

理科系

配点30点

易□ 並□ 難□

【1】

a1 =1 a n+1 =2 an+ 1 n=1 2 3

で定義される数列 { an } を考える. 2 つのベクトル pn =( an, an+ 1 ) pn+ 1 =( an+ 1, an+ 2 ) のなす角を θ n とする.ただし, 0θ nπ である.以下の問に答えよ.

(1)  {a n) の一般項を求めよ.

(2)  tanθ n n の式で表せ.

(3)  limn θn =0 を示せ.ただし,必要であれば 0 <θ< π 2 のとき, 0<θ <tan θ であることを用いてよい.

(4)  limn 2n θn を求めよ.

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理科系

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【2】  x1 で定義された連続な関数 f (x ) は次の 2 つの条件をみたすとする.

(ⅰ)  x>1 f (x ) は微分可能であり, f (x )>0 をみたす.

(ⅱ)  f( 1)= 1 limx f (x )=

a>0 に対して, g( x)= alog f( x) x1 とおくとき,以下の問に答えよ.

(1)  2 つの曲線 y =f (x ) y =g( x) がただ 1 つの共有点をもつように a の値を定めよ.ただし,必要があれば limx log xx =0 を用いてよい.

(2)  f( x)= x+x 2-1 とおく.このとき, f( x) が条件(ⅰ),(ⅱ)をみたすことを確かめよ.また, logf ( x) の不定積分を求めよ.

(3) (2)で定めた f ( x) に対して, 2 つの曲線 y =f( x) y =g( x) がただ 1 つの共有点 P をもつとする.点 P を通り y 軸に平行な直線と x 軸および曲線 y =g (x ) で囲まれた図形の面積を求めよ.

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【3】  A (α ) を原点と異なる複素数平面上の点とし,正の実数 r r |α | をみたすとする.等式 | 1 z- α |=r をみたす複素数平面上の点 P (z ) の描く図形を C で表す.ただし, α α と共役な複素数を表す.以下の問に答えよ.

(1)  C が円であることを示し,その中心と半径を求めよ.

(2) 原点 O を中心とする半径 1 の円を S で表す. C の中心が A 半径が r になるとき, C S の共有点が存在することを示せ.さらに,このとき C S の任意の共有点 Q に対して, OQAQ が成り立つことを示せ.

2017 神戸大学 後期

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【4】  n を正の整数とする. A さんは 1 から n までの整数が書かれたカードを 1 枚ずつもち, B さんは 0 から n までの整数が書かれたカードを 1 枚ずつもっているとする. A さんと B さんが,次の試行を交互にくり返し行う.

・相手のカードから 1 枚のカードをランダムに引く.引いたカードに書かれた整数と同じ整数のカードが自分のカードの中にある場合は,そのカードと引いたカードを一組みにして捨てる.そうでない場合は,引いたカードを自分のカードに加える.

試行の回数を, 2 人のうちのどちらか一方が試行を行ったときに 1 回の試行を行ったものとして数える.試行の総回数が 100 回になった時点,もしくは, 2 人のうちのどちらか一方のもっているカードがなくなった時点で試行を続けることをやめる. k 1 k 99 をみたす正の整数であるとき,以下の問に答えよ.

(1)  n=1 とする. A さんから上の試行を始めるとき,試行の総回数が k となる確率 p k を求めよ.

(2)  n=2 とする. A さんから上の試行を始めるとき,試行の総回数が k となる確率 q k を求めよ.

(3)  n=3 とする. A さんから上の試行を始めるとき,試行の総回数が k となる確率 r k を求めよ.

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【5】  0<a <b とする.座標空間内の 4 ( a,0, 1) ( a,0, -1) ( b,0, 1) ( b,0, -1) を頂点にもつ xz 平面上の長方形の周および内部を D とする.以下の問に答えよ.

(1)  D y 軸のまわりに 1 回転させてできる図形を E とし,さらに E z 軸のまわりに 1 回転させてできる立体を V とする. V の体積を求めよ.

(2)  D z 軸のまわりに 1 回転させてできる立体を F とし,さらに F y 軸のまわりに 1 回転させてできる立体を W とする. W の体積を求めよ.

(3)  V W の体積の大小を比較せよ.

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