2018 関西学院大 文系学部全学日程2月2日実施

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2018 関西学院大学 文系学部全学日程

2月2日実施

易□ 並□ 難□

【1】 次の文章中の   に適する式または数値を,解答用紙の同じ記号のついた   の中に記入せよ.途中の計算を書く必要はない.

(1)  6 つの実数からなる観測値を a1 a 2 a 3 a 4 a 5 a6 と表す.ただし, a1< a2< a3< a4< a5< a6 であるとする.このとき,中央値 a *= a3+ a4 2 は関数

f( x)=| x-a1 |+| x-a2 |+| x-a3 |+| x-a4 |+| x-a5 |+| x-a6 |

の値を最小にすることを次のように証明しよう.

(証明)  x<a 1 のとき,絶対値記号をはずして整理すると, f( x)- f( a1) =-6 x+ >0 となる.

 同様に x >a6 のときには, f( x)- f( a6) =6x - >0 となる.

 また, a1 x a6 のとき,

f( x)= |x- a2| +|x -a3 |+| x-a4 |+| x-a5 |+

である.さらに, x の関数 | x-a2 |+ |x- a5 | の最小値は であるから,

f( x) |x- a3| +|x -a4 |+ +

となる.したがって, f( x) a3 xa4 において最小値 をとる.

  a3 a* a4 であるから,中央値 a * は関数 f( x) の値を最小にする.(証明おわり)

 なお, a1 a 2 a 3 a 4 a 5 a6 を用いて表される数式である.

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【1】 次の文章中の   に適する式または数値を,解答用紙の同じ記号のついた   の中に記入せよ.途中の計算を書く必要はない.

(2)  3 個のサイコロを同時に投げ,出た目の和を X 出た目の積を Y とする.このとき, X=6 である確率は であり, Y=12 である確率は である.また, X 3 の倍数である確率は であり, Y 3 の倍数である確率は である.さらに, X Y がともに 3 の倍数である確率は である.

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【2】 次の文章中の   に適する式または数値を,解答用紙の同じ記号のついた   の中に記入せよ.途中の計算を書く必要はない.

(1) 座標平面上の原点 O を中心とする半径 1 の円を S とし,その上の 2 A B の座標をそれぞれ

A ( cosθ, sinθ ) B (cos (θ +α) ,sin( θ+α ))

とする.ただし 0 <θ< π2 0< α< π2 sinα= 35 とする.点 A B における円 S の接線をそれぞれ k l とし, k l の交点を C とする.このとき, OC= であり, AC= である.さらに,直線 k x 軸との交点を D とし, ODA の面積は OAC の面積の 2 倍であるとする.このとき, AD= であり, cosθ = sinθ = である.

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【2】 次の文章中の   に適する式または数値を,解答用紙の同じ記号のついた   の中に記入せよ.途中の計算を書く必要はない.

(2) 数列 { an } a 1= 32 an+ 1= 3 an -22 an -1 n=1 2 3 で定められているとする.このとき, bn= 1 an- 1 とおくと, bn+ 1- bn= である.ただし, は数値である.これを用いて数列 { an } の一般項を求めると, an= である.

 次に,数列 { cn } c1= 1 c n+1 =cn +4b n n=1 2 3 で定めると,一般項は cn= である.数列 { cn } の初項から第 n 項までの和を S n とするとき, Sn を因数分解した形で表すと であり, k= 110 k Sk = である.

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【3】  a を実数とし, f( x)= x3- ax2 -x-a -2 とする.このとき,次の問いに答えよ.

(1) 点 ( -1, f( -1) ) における曲線 y= f( x) の接線 l の方程式を a を用いて表せ.

(2)  a a >-2 の範囲にあるとする.このとき,曲線 y =f( x) 直線 l および y 軸で囲まれた図形のうち, x0 の範囲にある部分の面積を求めよ.

(3) 実数 t に対して,点 ( t, f( t) ) における曲線 y= f( x) の接線の方程式を a t を用いて表せ.

(4)  a - 2<a< 6 の範囲にあるとする.このとき,曲線 y= f( x) の接線で原点を通るものは直線 l 以外にないことを示せ.

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