2023 京都大学 特色入試理学部

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2023 京都大学 特色入試理学部

配点20点

易□ 並□ 難□

【1】 平面内の鋭角三角形 ▵ABC を考える. ▵ABC の内部の点 P に対して,

直線 BC に関して P と対称な点を D

直線 CA に関して P と対称な点を E

直線 AB に関して P と対称な点を F

とする. 6 A B C D E F が同一円周上にあるような P ABC の内部にいくつあるか求めよ.

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配点20点

易□ 並□ 難□

【2】  2 つの整数 m n 0 <m<n を満たすとする.また,関数 H (x )

H( x)= -xlog x -( 1-x) log( 1-x) 0<x< 1

と定める.ただし, log は自然対数を表す.また, e を自然対数の底とする.以下の設問に答えよ.

(1)  Cm n e nH ( mn ) が成り立つことを示せ.

(2)  0k n を満たす任意の整数 k に対して

Ck n ( mn )k (1 - mn )n -k Cm n ( mn ) m (1- mn ) n-m

が成り立つことを示せ.

(3)  Cm n 1n+1 e nH (mn ) が成り立つことを示せ.

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配点20点

易□ 並□ 難□

【3】 複素数の数列 { zn } に対する次の 2 つの条件を考える.

(ⅰ) すべての自然数 n に対して, |z n-z n+1 |= 2n が成り立つ.

(ⅱ) すべての自然数 n に対して,

( zn- zn+ 1) ( zn+2 -z n+3 ) (z n+1 -zn +2 ) (z n+3 -zn )

は実数である.

複素数の数列 { zn } で(ⅰ)と(ⅱ)をともに満たすものをすべて考えたとき,

z2022- z2023 z2023 -z2024

がとり得る値をすべて求めよ.

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易□ 並□ 難□

【4】  p 3 以上の素数とし, a を整数とする.このとき, p2 以上の整数 n であって

C p2 n a (mod p3 )

を満たすものが存在することを示せ.

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