2005 東京理科大学 理学部数学科2月12日実施MathJax

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2005 東京理科大学 理学部数学科B方式

2月12日実施

配点40点

易□ 並□ 難□

【1】 次の(1),(2)において,   内のカタカナおよびひらがなにあてはまる 0 から 9 までの数字を求め,その数字を解答用マークシートにマークせよ.

 実数 a を超えない最大の整数を [a ] で表す.すなわち a= n+c n は整数, c 0 または小数( 0 c<1 )のとき, [a ]=n である.

(1)  f( x)= cos π4 x+cos π2 x -1< x<9 とする.関数 f (x ) が極値をとる x の値は 5 つあり,それらを t1 t 2 t3 t4 t5 -1 <t1 <t2 <t3 <t4 <t5 <9 とする.

(a)  t1= f( t1) =

t3= f( t3) =

t5= f( t5) =

(b)  cos π4 t2=- [t 2] =

cos π4 t4= - [ t4] =

(c)  f( t2) =-

(d)  f( x)= 0 となる x の値は 3 つあり,それらを t1 t2 t3 -1< t1 <t2 < t3 <9 とすると, t1 = t3 =

(e)  y=f (x ) のグラフは,直線 x= に関して対称である.

(2)  g( x)= sin π 4 x+ sin π 2 x -1< x<9 とする.関数 g (x ) が極値をとる x の値は 4 つあり,それらを t1 t 2 t 3 t4 -1 <t1 <t2 <t3 <t4 <9 とする.

(a)  cos π4 t1= - +

cos π4 t2= - -

cos π 4 t 3= - -

cos π4 t4= - +

(b)  [ t1] = [ t2] = [ t3 ]= [ t4 ]=

解答に際し,次の結果を利用するとよい.

cos54 ° <0.5878< cos π4 t1< 0.6018<cos 53 °

cos33 ° <0.8387< -cos π4 t 2<0.8480 <cos 32°

(c)  g( x)= 0 となる x の値は 5 つあり,それらを t1 t2 t3 t4 t 5 -1< t1 <t2 < t3 <t4 < t5 <9 とすると,

t1 = t2 = t3 = t4 = t5 =

(d)  y=g (x ) のグラフは,点 ( , ) に関して対称である.

2005 東京理科大学 理学部数学科B方式

2月12日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【2】  xy 平面上の円 x 2+y 2=1 C で表す. C 上に 2 つの動点 P Q があり,時刻 t t 0 のときの点 P の位置は ( cos π4 t, sin π4 t) Q の位置は ( cos π2 t, sin π2 t) である.各時刻 t における線分 PQ の中点を R とする.ただし点 P と点 Q がある時刻で一致する場合には, R はそれらと同一の点とする.また時刻 t における R の位置を R (t ) で表す.このとき,次の問に答えよ.

(1)  R (t ) の座標を t の式で表せ.

(2) 点 R が時刻 t= 0 の点 R (0 ) から出発して,初めてこの点に戻る時刻 T を求めよ.

(3) 点 R の軌跡の概形を,対称性に注意して解答用紙の座標平面に描け.なお, 8 R (t ) t=0 1 7 を図の中に明示すること.

(4)  R (1 ) x 座標は 24 である.時刻 t 0 から 1 までかわるときの点 R の軌跡と,直線 x = 24 と, x 軸とで囲まれる図形の面積を求めよ.

2005 東京理科大学 理学部数学科B方式

2月12日実施

配点35点

易□ 並□ 難□

【3】 空間において, 1 辺の長さが 2 の正四面体 ABCD がある.辺 BC の中点を M 三角形 AMD の内接円を C とし,その中心を N とする.

(1) 円 C の半径を求めよ.

(2)  MN の長さを求めよ.

(3) 空間座標を用いて四面体 ABCD をつぎのように表す.

A z 座標は正であるとし, B( -1,0 ,0) C (1 ,0,0 ) D( 0,3 ,0) とする.

このとき N の座標を求めよ.

(4) 動点 P が円 C の周上を動くとき,内積 PB PC の最大値および最小値を求めよ.

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