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2016 東京理科大学 基礎工学部B方式

2月10日実施

15点

易□ 並□ 難□

2016年東京理科大2月10日実施【1】2016134420801の図

【1】 図の四角形 OACB は, OABC である台形である.辺 BC の長さは辺 OA の長さの 12 である.辺 OA 3 :2 に内分する点を D OB 4 :3 に内分する点を E とする.このとき,辺 AC 上の点 F BC 上の点 G で, DEFG DE=PG をみたすものが存在する. a =OA b = OB とおく.

(1)  AC =- a + b である.

(2)  OD = a OE = b DE = - a + b である.

(3)  OF = サシ スセ a + b OG = チツ テト a + b である.

(4)  AF AC= BGBC= ヌネ ノハ である.

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【2】(1)  3 枚のカードに 1 から 3 までの数字が 1 枚に 1 つずつ書かれている.この中から 2 枚のカードを抜き取るとき,大きい方の数字を X 小さい方の数字を Y とする. X=3 となる確率は X= 2 となる確率は である.また, Y=1 となる確率は Y =2 となる確率は である.

(2)  6 枚のカードに 1 から 6 までの数字が 1 枚に 1 つずつ書かれている.この中から 2 枚のカードを抜き取るとき,大きい方の数字を X 小さい方の数字を Y とする. X=5 となる確率は コサ X= 4 となる確率は である. X=4 となる確率と Y = となる確率とは等しい.

(3)  n 6 より大きい自然数とする. n 枚のカードに 1 から n までの数字が 1 枚に 1 つずつ書かれている.この中から 2 枚のカードを抜き取るとき,大きい方の数字を X 小さい方の数字を Y とする. X7 となる確率は (n- ) (n - ) n (n- ) である.

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【3】 複素数 z が等式 z z +( -3+4 i) z-( 3+4 i) z -50=0 を満たすとする.ここで, i は虚数単位, z z の共役複素数である.

(1) 複素数平面上で,等式を満たす点 z の全体の集合は中心が + i 半径が の円を表す.

(2) 等式を満たす z について,絶対値 | z| の最大値は + 最小値は - となる.

(3) (2)で | z| の最大値を与える z α 最小値を与える z β とする. γ= α β によって γ を定めるとき, γ の絶対値 | γ| + 偏角 arg γ である.ただし については,当てはまるものを,次の の中から選べ.

  0   π 6   π 4   π 3   π 2
  2 π3   3 π4   5 π6   π   3 π2

(4) 複素数 α β γ を(3)で定めたものとし,複素数平面上で α β γ が表す点をそれぞれ A B C とすると,三角形 ABC の面積は セソ + となる.

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【4】 座標平面上の原点 O を中心とする半径 1 の円を C 1 とおく.半径 13 の円 C 2 が円 C 1 に外接しながら反時計回りにすべることなく回転する.円 C 2 の中心 O は時刻 0 において点 ( 43 ,0 ) の位置にあり,一定の速さで原点 O の周りを 1 周し,時刻 2 π のとき点 ( 4 3, 0) へ戻る.円 C 2 上の定点 P は,時刻 0 において点 ( 1,0 ) の位置にあり, C2 の回転にともなって移動する(図1,図2,図3).

2016年東京理科大2月10日実施【1】2016134420804の図 2016年東京理科大2月10日実施【1】2016134420804の図2016年東京理科大2月10日実施【1】2016134420804の図

図1

図2

図3

(1) 時刻 π4 における点 O の位置は ( , ) である.また,時刻 π4 における点 P の位置は ( + , ) である(図3).

(2) 時刻 t における点 O の位置は ( cos t, sin t) である.また, t における点 P の位置は

( cos t- cos ( t ), sint- sin( t) )

である.

(3) 点 P が点 ( 1,0 ) から動き始めて,円 C 1 上の点に初めて達するのは,時刻が T = π のときである.

(4) 時刻 0 から(3)で求めた時刻 T までの点 P の道のりは ナニ となる.

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【5】 関数 f (x )

f( x)= x e- logx x> 0

と定め、関数 f (x ) と座標平面上の曲線 y =f( x) を考える.ただし, e は自然対数の底, log は自然対数を表すとする.以下の設問に答えよ.

(1)  f( e) の値を求めよ.

(2)  f( x) は最小値をもつ.その最小値とそれを与える x の値を求めよ.

(3) 曲線 y =f( x) 上の点 ( 9e, f( 9e )) における接線の傾きを求めよ.

(4) 曲線 y =f( x) 上の点に,点 ( 9e, f( 9e )) における接線と同じ傾きの接線をもつ点がもう一つある.その点の x 座標を求めよ.

(5) 曲線 y =f (x ) と直線 x =e 9 および x 軸で囲まれた部分の面積を求めよ.

(6) 自然数 n に対し,曲線 y =f( x) と直線 x =e n および x 軸で囲まれた部分の面積を S n とおく.このとき, limn Sn を求めよ.ここで必要ならば, limn logn n=0 を証明なしに使ってよい.

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