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2018-13442-0201
2018 東京理科大学 理工学部B方式
数,物理,情報科,応用生物科,経営工学科
2月3日実施
(1)〜(3)で配点40点,数学科は60点
易□ 並□ 難□
【1】 次の文章の ア から ン までに当てはまる数字 0 〜 9 を求めて,解答用マークシートの指定された欄にマークしなさい.ただし,分数は既約分数として表しなさい.なお, キ などは既出の キ を表す.
(1) 2 次関数
f⁡( x)= 12 ⁢ x2- 92 ⁢ x+c
のグラフを F とし,放物線 F は点 ( 1,7 ) を通るものとする.このとき, c= ア イ であり,放物線 F は頂点が ( ウ エ , オ カ ) で, 2 点 ( 7, キ ) ,( キ , ク ) を通る.
この f⁡( x) を用いて,数列 { an } を
a1= 1 ,a n+1 =f⁡( an ) ( n=1 ,2 , 3 ,⋯ )
によって定めると,初項から第 20 項までの和
a1+ a2+ a3+ ⋯+a 20
は ケ コ である.また,無限級数
a 110 + a210 2+ a 3103 +⋯ + an10 n+ ⋯
は収束して,その和 S は循環小数であり分数に直すと S = サ シ ス セ ソ となる.
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(2)(a) 三角関数の加法定理により
sin⁡( 112 ⁢ π)=sin ⁡( π タ - π チ ) - 1ツ ⁢ ( テ - ト )
cos⁡ ( 712⁢ π )= 1ナ ⁢ ( ニ - ヌ )
が分かる.
(b) 係数が実数である 3 次方程式
x3+ a⁢x2 +b⁢x +c=0 ⋯ ①
が 3 つの解 α , β ,γ をもち, γ=2 ⁢cos⁡ ( 712 ⁢ π) であるとする.因数定理から ① は適当な実数 p , q に対して
(x- γ)⁢ (x2 +p⁢x +q)= 0
と書ける.複素数平面上で, α の絶対値は 1 , 偏角 arg ⁡α は 0 ≦arg⁡α ≦ π2 の範囲にあり, 3 点 A ( α) ,B (β ), C (γ ) を頂点とする ▵ ABC は直角三角形であるとする.このとき arg ⁡α= ネ ノ ⁢ π であり,
a= 1ハ ( -ヒ + フ ), b= 1 ハ ⁢ ( ヘ - ホ )
c= 1 ハ ⁢( -マ + ミ )
であることが分かる.
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(3) 座標空間に 2 点
A ( -3,4 ,2⁢ 3) ,B ( 0,0, 3)
をとり,座標空間の x y 平面上で原点 O ( 0,0,0 ) を中心とする半径 1 の円の周上の動点を P とする.以下では,動点 P はこの円周全体を動くものとする.
内積 BA→⋅ BP→ のとり得る値の範囲は
- ム ≦BA→ ⋅BP →≦ メ
である.線分 AP の長さの最大値は モ ⁢ ヤ であり,最小値は ユ⁢ ヨ である.線分 AP の長さが最大となるのは,点 P の座標が ( ラ リ , - ル レ , 0) のときである.また, ▵ABP の面積の最大値は ロ⁢ ワ であり,最小値は ヲ⁢ ン である.
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配点30点,数学科は45点
【2】 関数 f⁡( x) を次で定める.
f⁡( x)= 1 x+7 ( x>-7 )
(1) 座標平面において y =f⁡( x) で定まる曲線を C とする.定数 a >-7 に対して, C 上の点 A ( a,f⁡ (a ) ) をとる.点 A における曲線 C の接線を l とし,接線 l と x 軸の交点を P とする.
(a) 点 P の x 座標を a を用いて表せ.
(b) 正の数 m に対して,線分 AP を 1 :m に内分する点 Q の x 座標を q とする.このとき, f⁡( q) f⁡( a) を m を用いて表せ.
(2) 自然数 n に対して
Sn= ∑ k=1 n f⁡( k)
とする.
(a) k=1 , 2 ,3 , ⋯ に対して
f⁡( k)> ∫ kk+1 f⁡( x)⁢ dx> f⁡( k+1 ) ( n=1 , 2 ,3 , ⋯ )
が成り立つことを示し,次に n =2 ,3 , 4 ,⋯ に対して
Sn- f⁡( n)> ∫ 1n f⁡( x)⁢ dx>S n-f⁡( 1) ( n=2 ,3 , 4 ,⋯ )
が成り立つことを示せ.
(b) 定積分 ∫12018 f⁡( x)⁢ dx の値を求めよ.さらに N ≦S2018 を満たす最大の整数 N を求めよ.
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【3】 a を正の実数とし,関数 f⁡( x) を
f⁡( x)= 1x ⁢ a1x ( x>0 )
と定める.
(1) f⁡( x) の導関数 f′⁡( x) と不定積分 ∫ { f⁡( x)} 2⁢ dx を求めよ.
(2) 関数 f⁡( x) は次の条件(*)を満たすものとする.
「 f′⁡( b)= 0 かつ 0 <b<1 を満たす b がただ 1 つ存在する」 (*)
(a) このとき a のとり得る値の範囲を求め, a1b の値を求めよ.
(b) 曲線 y =f⁡( x) と x 軸および 2 直線 x =b ,x= 1 で囲まれた部分を x 軸の周りに 1 回転させてできる回転体の体積を V ⁡(a ) とおく.次の極限を求めよ.
lima →1- 0( log⁡a) ⁢V⁡ (a )
ここで, log は自然対数を表す.
(3) 定数 t ≧1 と正の数 h に対して,
0< (a+ h) 1t -a1 t≦ ( 1t⁢ a 1t )⁢ h a
が成り立つことを示せ.また,次の極限を求めよ.
limh →+0 ∫12 1 t⁢ ( 1+h) 1t ⁢dt