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2018-13442-0301
2018 東京理科大学 理工学部B方式
建築,電気電子情報工,機械工,先端化学,土木工学科
2月6日実施
(1)〜(3)で配点40点
易□ 並□ 難□
【1】 次の文章中の ア から マ までに当てはまる数字 0 〜 9 を求めて,解答用マークシートの指定された欄にマークしなさい.ただし,分数は既約分数として表しなさい.
(1) 関数 f⁡( x) を
f⁡( x)= -3⁢x +x2 -1 ( |x |>1 )
によって定める.
(a) 関数 f⁡( x) は x = ア イ ⁢ ウ で極大値 - エ ⁢ オ をとる.
(b) 定数 a , b をそれぞれ
a=lim x→∞ f⁡( x)x ,b= limx→ -∞ f⁡( x) x
とするとき, a=- カ , b=- キ である.また,
limx →∞ {x ⁢f⁡( x)- a⁢x2 }=- ク ケ , limx →-∞ {x⁢ f⁡( x)- b⁢x2 }= コ サ
となる.
2018-13442-0302
(2)(a) 方程式 2 4⁢x 2⁢log 2⁡x =x の実数解の個数は シ である.
(b) 定数 a , b をそれぞれ a =log10 ⁡2=0.3010⋯ , b=log 10⁡3 =0.4771⋯ とする.このとき,
log10 ⁡ 9125= ス ⁢ a+ セ ⁢b- ソ
log1100 ⁡ 34= タ チ ⁢ a- ツ テ ⁢ b
と表される.また,自然数 n に対して, ( 32 ) k の整数部分が n 桁の数となる自然数 k のうち最大のものを k n で表す.このとき,極限値
limn →∞ knn
の整数部分は ト である.
2018-13442-0303
(3) 数列 { an } は初項が a1=- 18 5 で,
an+ 1-3 ⁢an =4⁢( an+ 3n) ⁢(a n+1 +3n +1 ) ( n=1 ,2 , 3 ,⋯ )
を満たしているとする. bn= an+ 3n とおくと,
bn+ 1- ナ ⁢ bn=4 ⁢bn ⁢bn +1 ( n= 1 ,2 , 3 ,⋯ )
である.これより bn≠ 0 ならば bn+1 ≠0 であることがわかり, b1 =- ニ ヌ なので,数学的帰納法によりすべての n で b n≠0 であることが分かる.そこで, cn = 1bn とおいて, cn を求めると
cn= ( 1 ネ )n - ノ
である.したがって
an= ハ ⋅ ヒ n1- フ ⋅ ヘ n
となる.数列 { an+1 -an dn } が n →∞ のときに 0 でない実数に収束するような正の数 d は ホ であり,そのときの極限値は
limn →∞ an+1 -an dn =- マ
である.
2018-13442-0304
配点30点
【2】 座標平面において,曲線 y =sin⁡x の - π≦x≦ π の範囲にある部分の図形を C とする.実数 a , b に対し,図形 C を x 軸方向に a , y 軸方向に b だけ平行移動して得られる図形を D a,b と表す.ただし,実数 a は 0 <a<2 ⁢π の範囲にあるものとする.
(1) 図形 D a,b の x , y についての方程式を x の動く範囲を含めて表せ.
(2) 実数 a ( 0 <a<2 ⁢π ) に対して,図形 C と図形 D a,b が共有点をもつような b の範囲を a を用いて表せ.必要であれば公式
sin⁡A -sin⁡B =2⁢cos ⁡ A +B2 ⁢ sin⁡ A -B2
を用いてもよい.
(3) b= 12 とする. C と D a,1 2 が共有点をもつための a についての必要十分条件は,ある θ1 ,θ 2 ,θ 3 ,θ4 ( 0<θ 1<θ 2<θ 3<θ 4<2⁢ π ) を用いて
θ1 ≦a≦ θ2 または θ3≦ a≦θ 4
と表せる. θ2 , θ3 と sin ⁡θ1 , sin⁡ θ4 の値を求めよ.
2018-13442-0305
30点
【3】 座標平面上の楕円 ( x+1) 2+2 ⁢y2= 2 を C とする.
(1) 楕円 C を極座標 ( r,θ ) を用いて極方程式で表し, r を θ を用いて表せ.ただし,極座標 ( r,θ ) の極は原点,始線は x 軸の正の部分とする.
(2) 2 つの直線 l 1 と l 2 は原点を通り,垂直であるとする. l1 と楕円 C の交点を A と B ,l2 と楕円 C の交点を P と Q とおいたとき,
1 AB+ 1 PQ
は垂直な 2 直線 l 1 と l 2 の取り方によらず一定であることを示し,その値を求めよ.
(3) 楕円 C の接線のうち,点 ( 1,0 ) を通り y 切片が正であるものを l とする.
(a) 接線 l の方程式,および C と l の接点の座標を求めよ.
(b) 楕円 C と接線 l と x 軸とで囲まれた図形を x 軸の周りに 1 回転してできる立体の体積 V を求めよ.