【3】 関数を考える.放物線と曲線は,異なるつの共有点で接するという.ただし,つの曲線が共有点で接するとは,つの曲線が点において共通の接線をもつことである.また,文中のは自然対数を表す.
(1) であり,共有点の座標はそれぞれである.
(2) 平面上において,不等式
が表す領域をとし,を
(*)
を満たす定数とする.点が領域内を動くとき,のとりうる値の範囲は
である.したがって,点が領域内を動き,が(*)の範囲を動くとき,のとりうる値の最大値はであり,最小値はである.
(3) とする.直線と曲線が接するようにを定める.このとき,接点の座標をとおくと,
である.また,
である.