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2019 東京理科大学 薬学部B方式

2月7日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【1】(1)  x=18 ° とするとき, sin2 x=cos 3x により

sin18 ° = 1 ( - ) ( sin36 ° )2 = 1 ( - )

を得る.

(2) 半径 1 の円に内接する正五角形の面積と, 1 辺の長さが 1 である正五角形の面積はそれぞれ,

+ 5 + 5

である.

(3)  1 辺の長さが 1 である正五角形 ABCDE において,線分 BD と線分 CE の交点,線分 CE と線分 DA の交点,線分 DA と線分 EB の交点,線分 EB と線分 AC の交点,線分 AC と線分 BD の交点をそれぞれ F G H I J とする.このとき,線分 FG の長さは 1 ( - ) であり,線分 AI IB BJ JC CF FD DG GE EH HA によって囲まれた部分の面積を S とすると,その 2 S 2 の値は

-

である.

2019 東京理科大学 薬学部B方式

2月7日実施

(1)〜(3)で配点25点

易□ 並□ 難□

【2】  k m n を自然数とする.黒球が m 個,白球が n 個入っている袋がある.この袋の中をよくかき混ぜた後,この袋から球を 1 個取り出す試行を考える.取り出した球が白球であったとき,取り出した白球にあらたに白球を 1 個加えて袋にもどし,試行を繰り返す.取り出した球が黒球であったとき,それ以上試行を繰り返さず終了する. k 回目の試行が行われ,かつ,ちょうど k 回目の試行で終了する確率を p k n=1 2 3 とする.なお,あらたに加えるための白球は,限りなくたくさんあるものとする.

(1)  m=n= 1 とする.

(a)  p2 = p4 = であり,

pk= (k+ ) (k + ) k=1 2 3

である.ただし, <

(b)  80 回以上 2019 回以下試行を繰り返して終了する確率は

である.

(2)  m=2 n=4 とする.

(a)  pk= (k + ) (k + ) (k + ) k=1 2 3 である.ただし, < <

(b)  pk 112800 を満たす最小の k の値は である.

(c)  k=1 20k pk = である.

2019 東京理科大学 薬学部B方式

2月7日実施

(1)〜(3)で配点25点

易□ 並□ 難□

【3】 点 O を原点とする x yz 空間に,中心 A ( 0,0, 4) 半径 2 とする球面 S があり, O を通る直線が,球面 S と点 P で接するという. O を頂点とし,点 P を通り x y 平面に平行な平面による S の切り口が底面となる直円錐を C とする.

(1)  OA OP のなす角を θ 0θ π とおく.このとき, cosθ = であり,円錐 C の底面の半径は である.また, C の体積を V 1 とすると, V1= π である.

(2) 球面 S の外部で,円錐 C の側面と球面 S とで囲まれた部分を C * とし,その体積を V 2 とすると, V2= π である.

(3) 点 O と点 B ( 1,1, 3 ) を通る直線を l とする.円錐 C の中心軸が直線 l x 0 の部分と重なるように,円錐 C を傾けて得られる円錐を C とする.ただし,傾けた円錐 C の頂点は点 O にあるものとする.

(a) 円錐 C の底面上の点の z 座標の最小値を h とすると, h= である.

(b) 円錐 C の側面と平面 z =h で囲まれた部分の体積を V 3 とすると,

V3 = π

である.

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2月7日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【4】  a を正の実数とする.定義域を 1 x4 とする関数 f ( x)

f( x)= 3x+ 34-x -6 a( (3 )x +( 3) 4-x )+ a2+ 2a- 3

とし, t( x)= (3 )x +( 3) 4-x とする.

(1)  x 1 x4 の範囲を動くとき, t( x) の取りうる値の範囲は

t ( x)

である.

(2)  3x+ 34- x t ( x) 用いて表すと ( t( x)) - となる.

(3)  f( x) の最小値を m ( a) 最大値を M ( a) とする.

(a)  2a < 83 のとき,

M( a)= x2- a +

m( a)=- a 2+ a-

である.また, 8 3a 103 のとき,

M( a)= x2- a +

m( a)=- a 2+ a-

である.そして,

2103 ( M( a)- m( a)) 2 da=

である.

(b)  m( a) 22 となるのは, a のときである.

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