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【2】 を自然数とする.黒球が個,白球が個入っている袋がある.この袋の中をよくかき混ぜた後,この袋から球を個取り出す試行を考える.取り出した球が白球であったとき,取り出した白球にあらたに白球を個加えて袋にもどし,試行を繰り返す.取り出した球が黒球であったとき,それ以上試行を繰り返さず終了する.回目の試行が行われ,かつ,ちょうど回目の試行で終了する確率をとする.なお,あらたに加えるための白球は,限りなくたくさんあるものとする.
(1) とする.
(a) であり,
である.ただし,
(b) 回以上回以下試行を繰り返して終了する確率は
である.
(2) とする.
(a) である.ただし,
(b) を満たす最小のの値はである.
(c) である.
【3】 点を原点とする空間に,中心半径とする球面があり,を通る直線が,球面と点で接するという.を頂点とし,点を通り平面に平行な平面によるの切り口が底面となる直円錐をとする.
(1) とのなす角をとおく.このとき,であり,円錐の底面の半径はである.また,の体積をとすると,である.
(2) 球面の外部で,円錐の側面と球面とで囲まれた部分をとし,その体積をとすると,である.
(3) 点と点を通る直線をとする.円錐の中心軸が直線のの部分と重なるように,円錐を傾けて得られる円錐をとする.ただし,傾けた円錐の頂点は点にあるものとする.
(a) 円錐の底面上の点の座標の最小値をとすると,である.
(b) 円錐の側面と平面で囲まれた部分の体積をとすると,
である.