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2020-14861-0901
2020 同志社大学 理工学部2月10日実施
易□ 並□ 難□
【1】 次の に適する数または式を,解答用紙の同じ記号のついた の中に記入せよ.
(1) n を 5 以上の自然数とする. 1 から n までの異なる番号をつけた n 個の袋があり,番号 k の袋には黒玉 k 個と白玉 n-k 個が入っている.まず,番号 k (1≦ k≦n ) が定まっているとき,その番号 k の袋から玉を 1 つ取り出してもとに戻す試行を 5 回繰り返す.このとき,黒玉を 3 回取り出す確率を pn ⁡(k ), 少なくとも 1 回白玉を取り出す確率を qn ⁡(k ) とすると, n=5 の場合は p5 ⁡(k) = ア , q5⁡( k)= イ であり, n>5 の場合は pn ⁡(k) =ウ である.次に, n 個の袋から無作為に 1 つ袋を選び,その選んだ袋から玉を 1 つ取り出してもとに戻す試行を 5 回繰り返す.このとき,黒玉を 3 回取り出す確率を rn とすると, rn は pn ⁡(k ) を用いて rn =1n ⁢ ∑k=1 npn ⁡(k ) と表される.例えば, r5 の値は エ である.また,極限値 iimn →∞r n は オ である.
2020-14861-0902
(2) x⁡(t )=t3 -34 ⁢t , y⁡(t )=- 32⁢ t2+ 18 として, x=x⁡( t), y=y⁡( t) で表される x⁣y 平面上の曲線を C とする. C は x 軸と 2 点 (p ,q)= (± カ ,0) で交わり, x 軸の正の部分にある交点における C の接線の傾きは キ である.次に,異なる 2 つの実数 t1 , t2 (t 1<t2 ) に対して, x⁡(t 1)=x ⁡(t2 ), y⁡(t 1)=y ⁡(t2 ) が成り立つとすると, t1= ク , t2= ケ である.さらに,曲線 C の t1 ≦t≦t2 の部分を C0 とおくと, C0 の長さは コ である.
2020-14861-0903
【2】 a と b を正の定数とする.関数 f⁡ (x)= a+b⁢( 1+cos⁡x )⁢sin⁡ x (0≦ x≦2⁢π ) の最小値が 1 2 であるとき,次の問いに答えよ.
(1) f′⁡ (x)= 0 を満たす x の値を 0≦x ≦2⁢π の範囲ですべて求めよ.
(2) f⁡(x ) の最小値が 1 2 であることを用いて, a を b で表せ.
(3) 曲線 y=f ⁡(x ) と x 軸,および 2 直線 x=0 , x=2⁢π で囲まれた図形を S とする. S の面積が 2⁢ π となるとき, a, b の値を求めよ.
(4) a, b の値は(3)で求めた値とする.このとき, S を x 軸の周りに 1 回転させてできる立体の体積を求めよ.
2020-14861-0904
【3】 n を自然数とし,関数 fn ⁡(x) =ex- (1+x+ x2 2!+ ⋯+x nn! ), En⁡ (x)= 1n! ⁢∫ 0x( x-t)n ⁢et⁢ dt を考える.次の問いに答えよ.
(1) 関数 y=e -x⁢f n⁡(x ) に対して, dy dx を求めよ.また,それを用いて, x>0 のとき不等式 fn ⁡(x) >0 が成り立つことを示せ.
(2) M を正の定数とする.(1)より, x>0 のとき ex >xn n! である.これを用いて, limn→ ∞M n(n+ 1)! =0 であることを示せ.
(3) E1⁡( x) を求めよ.
(4) n≧2 とする. En⁡( x)=E n-1⁡ (x)+ an⁢xn となるような an を求めよ.
(5) En⁡( x)=fn ⁡(x ) であることを示せ.
(6) 正の実数 x0 に対して, limn→∞ fn⁡ (x0 )=0 であることを示せ.
2020-14861-0905
【4】 座標平面上に点 S (0,-1 ) をとり,双曲線 y2 -x2=1 の第 1 象限にある部分を C とおく. C 上に動点 P をとり,点 P から y 軸に下ろした垂線と y 軸との交点を Q とし, ∠PSQ=θ とする.さらに,線分 PS 上の点 R は,点 P と異なり, QR=QP を満たすとする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) 点 P の x 座標が 1 になるときの θ の値を θ1 , ▵PQR が正三角形になるときの θ の値を θ2 とおく. tan⁡2⁢θ 1 と tan⁡2 ⁢θ2 の値を求めよ.
(2) 点 P の座標を cos⁡2 ⁢θ と sin⁡2 ⁢θ を用いて表せ.
(3) PR:RS=r: (1-r ) (0 <r<1 ) とおく. r を cos⁡2 ⁢θ を用いて表せ.
(4) 点 R の座標を cos⁡2 ⁢θ と sin⁡2 ⁢θ を用いて表せ.また,それを用いて,点 P が C 上を動くとき,点 R が描く軌跡の方程式を求めよ.さらに,(1)で定めた θ1 と θ2 に対して,点 R の軌跡のうちで θ1 ≦θ≦θ2 の部分の長さを求めよ.