2022 東京理科大学 理学部応用数学科2月5日実施MathJax

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2022 東京理科大学 理学部

応用数学科B方式

2月5日実施

配点50点

易□ 並□ 難□

【1】    内のカタカナおよび平仮名にあてはまる 0 から 9 までの数字を求め,その数字を解答用マークシートにマークせよ. ただし,     2 けた の数,       3 けた の数,         4 けた の数を表すものとする.

 自然数からなる数列 { an } がすべての自然数 n に対して以下の関係式を満たしているとする.

an+ 2= bn an+1 +a n

ただし,数列 { bn } n が奇数のとき 1 で, n が偶数のとき 2 である数列とする.

(1)(a)  a1 =3 a2 =7 のとき, a7 a 8 の最大公約数は である.

(b)  a1 =3 a2 =6 のとき, a7 a 8 の最大公約数は である.

(2)

a7 = a 2+ a 1

であり,

a8 = a2+ a1

と表すことができる.この 2 つの式から a 2 を消去することで

a 7- a 8=a 1

を得る.

 また

a14 = a 2 + a 1

と表すことができる.

(3)(a)  k を自然数とし, a2 =k a1 とする.このとき,

a7 x+a 8y =a1

を満たす,すべての整数解 ( x,y ) は,整数 l を用いて,

x= kl + l+

y=- kl- l-

と表すことができる.

(b)  a2= 2a1 +1 とする.このとき,

a7 x+a8 y= 1

を満たす,すべての整数解 ( x,y ) は,整数 l を用いて,

x= a 1l + l -

y=- a1 l - l +

と表すことができる.

2022 東京理科大学 理学部応用数学科B方式

2月5日実施

配点50点

易□ 並□ 難□

【2】 実数 c に対して, x の整式 f (x ) f (x )= x3-c x+c とおく.以下の問いに答えよ.

(1)  f( x)= 0 の実数解 α に対して, f( x)= (x- α) (x2 +Ax +B) となる A B α の式で表せ.

(2)  f( x)= 0 を満たす実数 x がただ 1 つであるような c の値の範囲を求めよ.

(3)  c が(2)で求めた範囲を動くとき,さらに f (x )=0 の実数解が - 1 以下となるような c の値の範囲を求めよ.

(4)  c が(3)で求めた範囲を動くとき, f( x)= 0 の実数解 α がとり得る値の範囲を求めよ.

(5)  c が(3)で求めた範囲を動くとき, f( x)= 0 の実数でない解 β に対して,その絶対値 |β | がとり得る値の範囲を求めよ.

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