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2023 東京理科大学 薬学部B方式

2月7日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【1】  1 から 15 までの番号が 1 つずつ書かれた同じ大きさの 15 個の球が入った袋がある.この袋の中から球を 1 つ取り出し,球に書かれた番号を調べて球を元に戻す試行を 3 回繰り返す. k 回目に取り出した球に書かれている番号を ak k=1 2 3 とする.また,正の実数 x 1 x2 x3 に対し F (x 1,x 2,x 3)= 1x 1+ 1x 2+ 1 x3 とする.

(1)(a)  F( a1, a2, a3) =1 かつ a 1a 2a 3 となる確率は である.

(b)  F( a1, a2, a3) =1 を満たす ( a1, a2, a3 ) の組は全部で 通りある.よって, F( a1, a2, a3) =1 となる確率は である.

(2)  F( a1 2 , a22 , a3 2) =1 となる確率は である.

(3)  F( 2 a1 3, a2, 2a3 )= 12 かつ a 1a 2a 3 となる確率は である.

2023 東京理科大学 薬学部B方式

2月7日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【2】(1)  u=cos θ v=sin θ 0θ< π とする.点 ( -1,0 ) ( u,v ) を通る直線を l とし, l の傾きを t とする.

(a) 直線 l の方程式は y =t( x+ ) である.また, u v t を用いて表すと

u= -t 2 + t2 u= t +t2

である.

(b)  t θ を用いて表すと

t=tan ( θ)

である.したがって,

dt= +t2

となる.

(2)  log を自然対数とする.このとき,

0π2 15+4 ainx +3cos x dx =

であり,

0π3 11+sin x+cos x dx =log ( + )

である.また,

0π4 sin xsin x+cos x dx= π- log 2

0π4 cos xsin x+cos x dx= π+ log 2

である.

2023 東京理科大学 薬学部B方式

2月7日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【3】  OA =60 OB =OC =30 ∠AOB=∠AOC =π 3 ∠BOC= π2 である四面体 OABC を考える.

(1) 点 A B C H は同一平面上にあるとし, AH =s AB+ tAC とする.ここに, s t は実数である. OH AB =0 OH AC =0 であるとき,

s= t= | OH | =

である.

(2) 三角形 ABC の面積は であり,四面体 OABC の体積は である.

(3) 四面体 OABC に外接する球の半径は である.

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2月7日実施

配点25点

易□ 並□ 難□

【4】 複素数 z が極形式により

z=r (cos 45 π +isin 45 π)

と表されるとする.ただし, r>0 i は虚数単位である.

(1)  sin5 θ= sin5 θ - sin 3θ + sinθ であるから,複素数 z の虚部の 2 乗の値は,

( - ) r2

である.

(2)  r=2 とし,複素数平面上の点 0 1 z z2 z3 を,それぞれ O A B C D とする.このとき,三角形 ACD の面積を S 1 三角形 OAB の面積を S 2 とすると, S1 S 2 の比の値 S1S 2 - である.

(3)  r=1 とし,複素数平面上に点 1 z z2 z3 z4 をとる.この 5 点を頂点とする正五角形を G 1 とし, G1 1 辺の長さを l とすると

l2 = -

であり, G1 の面積を S 3 とすると

S32 = +

である.さらに,複素数平面上の点 0 1 1+z 1+z+ z2 1+z+ z2+ z3 を頂点とする正五角形を G 2 とすると, S3 G 2 の面積 S 4 の比の値 S3S 4

+

となる.

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