2023 早稲田大学 理工系学部MathJax

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2023 早稲田大学 基幹理工学部,創造理工学部,先進理工学部

2月16日実施

易□ 並□ 難□

【1】  n を自然数として,整式 (3 x+2) n x 2+x+ 1 で割った余りを a nx+ bn とおく.以下の問に答えよ.

(1)  an+ 1 b n+1 を,それぞれ a n b n を用いて表せ.

(2) 全ての n に対して, an b n 7 で割り切れないことを示せ.

(3)  an b n a n+1 b n+1 で表し,全ての n に対して, 2 つの整数 a n b n は互いに素であることを示せ.

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2月16日実施

易□ 並□ 難□

【2】 赤玉と黒玉が入っている袋の中から無作為に玉を 1 つ取り出し,取り出した玉を袋に戻した上で,取り出した玉と同じ色の玉をもう 1 つ袋に入れる操作を繰り返す.以下の問に答えよ.

(1) 初めに袋の中に赤玉が 1 個,黒玉が 1 個入っているとする. n 回の操作を行ったとき,赤玉をちょうど k 回取り出す確率を Pn (k ) k=0 1 n とする. P1 (k ) P2 (k ) を求め,さらに Pn (k ) を求めよ.

(2) 初めに袋の中に赤玉が r 個,黒玉が b r1 b1 入っているとする. n 回の操作を行ったとき, k 回目に赤玉が,それ以外ではすべて黒玉が取り出される確率を Q n( k) k=1 2 n とする. Qn (k ) k によらないことを示せ.

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2月16日実施

易□ 並□ 難□

【3】 実数 x に対して関数 f (x ) f (x )= ex-2 で定め,正の実数 x に対して関数 g (x ) g (x )=log x+2 で定める.また y =f( x) y=g (x ) のグラフをそれぞれ C1 C2 とする.以下の問に答えよ.

(1)  f( x) g (x ) がそれぞれ互いの逆関数であることを示せ.

(2) 直線 y =x C 1 2 点で交わることを示せ.ただし,必要なら 2 <e<3 を証明しないで用いてよい.

(3) 直線 y =x C 1 との 2 つの交点の x 座標を α β とする.ただし α <β とする.直線 y =x C 1 C2 をすべて同じ x y 平面上に図示せよ.

(4)  C1 C 2 で囲まれる図形の面積を(3)の α β の多項式で表せ.

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2月16日実施

易□ 並□ 難□

【4】 複素数平面上に 2 A (1 ) B (3 i) がある.ただし, i は虚数単位である.複素数 z に対し w = 3z で表される点 w を考える.以下の問に答えよ.

(1)  z=1 1+3 i2 3 i のときの w をそれぞれ計算せよ.

(2) 実数 t に対し z =(1 -t) +t 3i とする. α= 3-3 i2 について, αz の実部を求め,さらに ( w-α) ( w-α) を求めよ.

(3)  w と原点を結んでできる線分 L を考える. z が線分 AB 上を動くとき,線分 L が通過する範囲を図示し,その面積を求めよ.

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2月16日実施

易□ 並□ 難□

【5】  xy z 空間において, 3 A (2, 1,2 ) B (0, 3,0 ) C (0, -3,0 ) を頂点とする三角形 ABC を考える.以下の問に答えよ.

(1)  ∠BAC を求めよ.

(2)  0h 2 に対し,線分 AB AC と平面 x =h との交点をそれぞれ P Q とする.点 P Q の座標を求めよ.

(3)  0h 2 に対し,点 ( h,0,0 ) と線分 PQ の距離を h で表せ.ただし,点と線分の距離とは,点と線分上の点の距離の最小値である.

(4) 三角形 ABC x 軸のまわりに 1 回転させ,そのときに三角形が通過する点全体からなる立体の体積を求めよ.

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