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2023-13591-0301
2023 早稲田大学 基幹理工学部,創造理工学部,先進理工学部
2月16日実施
易□ 並□ 難□
【1】 n を自然数として,整式 (3⁢ x+2) n を x 2+x+ 1 で割った余りを a n⁢x+ bn とおく.以下の問に答えよ.
(1) an+ 1 と b n+1 を,それぞれ a n と b n を用いて表せ.
(2) 全ての n に対して, an と b n は 7 で割り切れないことを示せ.
(3) an と b n を a n+1 と b n+1 で表し,全ての n に対して, 2 つの整数 a n と b n は互いに素であることを示せ.
2023-13591-0302
【2】 赤玉と黒玉が入っている袋の中から無作為に玉を 1 つ取り出し,取り出した玉を袋に戻した上で,取り出した玉と同じ色の玉をもう 1 つ袋に入れる操作を繰り返す.以下の問に答えよ.
(1) 初めに袋の中に赤玉が 1 個,黒玉が 1 個入っているとする. n 回の操作を行ったとき,赤玉をちょうど k 回取り出す確率を Pn⁡ (k ) ( k=0 , 1 , ⋯ , n ) とする. P1 ⁡(k ) と P2⁡ (k ) を求め,さらに Pn⁡ (k ) を求めよ.
(2) 初めに袋の中に赤玉が r 個,黒玉が b 個 ( r≧1 , b≧1 ) 入っているとする. n 回の操作を行ったとき, k 回目に赤玉が,それ以外ではすべて黒玉が取り出される確率を Q n⁡( k) ( k=1 , 2 , ⋯ , n ) とする. Qn ⁡(k ) は k によらないことを示せ.
2023-13591-0303
【3】 実数 x に対して関数 f ⁡(x ) を f ⁡(x )= ex-2 で定め,正の実数 x に対して関数 g ⁡(x ) を g ⁡(x )=log ⁡x+2 で定める.また y =f⁡( x) , y=g⁡ (x ) のグラフをそれぞれ C1 , C2 とする.以下の問に答えよ.
(1) f⁡( x) と g ⁡(x ) がそれぞれ互いの逆関数であることを示せ.
(2) 直線 y =x と C 1 が 2 点で交わることを示せ.ただし,必要なら 2 <e<3 を証明しないで用いてよい.
(3) 直線 y =x と C 1 との 2 つの交点の x 座標を α , β とする.ただし α <β とする.直線 y =x と C 1 , C2 をすべて同じ x ⁣y 平面上に図示せよ.
(4) C1 と C 2 で囲まれる図形の面積を(3)の α と β の多項式で表せ.
2023-13591-0304
【4】 複素数平面上に 2 点 A ⁡(1 ), B⁡ (3 ⁢i) がある.ただし, i は虚数単位である.複素数 z に対し w = 3z で表される点 w を考える.以下の問に答えよ.
(1) z=1 , 1+3 ⁢i2 , 3⁢ i のときの w をそれぞれ計算せよ.
(2) 実数 t に対し z =(1 -t) +t⁢ 3⁢i とする. α= 3-3 ⁢i2 について, α⁢z の実部を求め,さらに ( w-α) ⁢( w-α) ‾ を求めよ.
(3) w と原点を結んでできる線分 L を考える. z が線分 AB 上を動くとき,線分 L が通過する範囲を図示し,その面積を求めよ.
2023-13591-0305
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【5】 x⁣y⁣ z 空間において, 3 点 A (2, 1,2 ), B (0, 3,0 ), C (0, -3,0 ) を頂点とする三角形 ABC を考える.以下の問に答えよ.
(1) ∠BAC を求めよ.
(2) 0≦h≦ 2 に対し,線分 AB , AC と平面 x =h との交点をそれぞれ P , Q とする.点 P , Q の座標を求めよ.
(3) 0≦h≦ 2 に対し,点 ( h,0,0 ) と線分 PQ の距離を h で表せ.ただし,点と線分の距離とは,点と線分上の点の距離の最小値である.
(4) 三角形 ABC を x 軸のまわりに 1 回転させ,そのときに三角形が通過する点全体からなる立体の体積を求めよ.