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2023 気象大学校 記述式問題

易□ 並□ 難□

【1】  a=2 +3 b=- 2+3 として,数列 { an } n=1 2 a n=α n+β n により定める.以下の設問に答えよ.

(1)  a2 及び a 4 を求めよ.

(2) 方程式 x4+ Ax3 +B x2+C x+D= 0 が x =α を解にもつような整数 A B C D の値の組を一つ求めよ.

(3)  5 以上の自然数 n に対して, an a n-2 an- 4 を用いて表せ.

(4) 全ての自然数 m に対して, a2 m が整数であることを示せ.

(5)  a2022 の整数部分の 1 の位の数を求めよ.ただし,実数 x の整数部分とは, x を超えない最大の整数を指すものとする.

2023 気象大学校 記述式問題

易□ 並□ 難□

【2】  e を自然対数の底, n 2 以上の自然数とする. an を等式

e=1+ 1 1! + 12! + + 1n! + an( n+1) !

を満たす数とし,関数 f (x )

f( x) = ex {1+ 1-x 1! + (1 -x) 22! + + (1 -x) nn! } + an (n+ 1)! (1 -x) n+1

で定める.以下の設問に答えよ.なお,必要ならば, 2<e< 3 であることは用いてよい.

(1)  f( 0) 及び f (1 ) の値を求めよ.

(2)  f( x) の導関数 f ( x) a n n x を用いて表せ.

(3) 関係式 a n=e c 0<c< 1 を満たす実数 c が存在することを示せ.さらに,不等式 0 < ann +1 <1 が成り立つことを示せ.

(4)  e が無理数であることを示せ.

2023 気象大学校 記述式問題

易□ 並□ 難□

【3】  xy 平面上に 2 A (1, 0) B (-1 ,0) をとり,曲線 C を楕円 x22 +y2 =1 y >0 の部分とする. C 上の点 P における C の接線を l とし, 2 A B から l に下ろした垂線と l との交点をそれぞれ G H とする.以下の設問に答えよ.

(1)  | AP |+ | BP | の値は,点 P の位置によらず一定であることを示せ.

(2) 点 P の座標を ( x0, y0 ) とし,ベクトル m n を,それぞれ m = (2 y0, -x0 ) n =(x 0,2 y0 ) により定める.

(ⅰ)  m l の方向ベクトル, n l の法線ベクトルであることをそれぞれ示せ.

(ⅱ) (ⅰ)の結果より,ベクトル BH は実数 s t を用いて

BH =BP +s m =tn

と表すことができる. s t x 0 y0 を用いて表せ.ただし,分母,分子がともに x 0 又は y 0 の高々一次式となるような既約分数式の形で表すこと.

(ⅲ)  cos∠BPH の値を,(ⅱ)で導入した s t を用いて表せ.さらに,(ⅱ)の結果を使って,その値 cos∠BPH x 0 を用いて表せ.

(ⅳ)  ∠BPH=∠APG が成り立つことを示せ.

(3) 直線 AP と直線 BH の交点を Q とする.点 P が曲線 C 上を動くときの点 Q の軌跡を求めよ.

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